e-Janネットワークスが提案する新時代のリモートアクセス
e-Janネットワークス株式会社は、法人向けリモートアクセスサービス『CACHATTO(カチャット)』の新プラットフォーム『CACHATTO One(カチャット ワン)』の発表を行った。このサービスは、複数のリモートアクセスツールと安全な通信手段を統合し、クラウドで管理・運用できることが大きな特徴だ。2025年4月からの提供開始が予定されており、導入コストの削減と運用の効率化が期待されている。
CACHATTO Oneの特長
1. 統合的なリモートアクセス管理
新しいプラットフォームでは、複数のリモートアクセスツールや通信手段を一元化。これにより、全てのリモートアクセスを『CACHATTO One』で管理可能になり、企業は導入や運用のコストを大幅に抑えることができる。また、異なる拠点に『CACHATTOコネクター』を導入し、企業内WANとしても機能させることができる。
2. クラウド向けに最適化されたアーキテクチャ
『CACHATTO One』は、従来の製品コンセプトを維持しつつ、クラウドサービス向けにアーキテクチャを再設計。独自の通信技術『CACHATTO Private Connect』を使用することで、外部からの脅威を最小限に抑え、安全なリモートアクセスを実現。また、使い勝手の良い管理画面も新たに導入され、サービスを直感的に管理可能だ。
3. ユーザー別の柔軟なサービス提供
従来のようにパッケージでサービスを提供するのではなく、ユーザーごとに必要なツールやサービスを選んで購入できるアラカルト方式に変更。これにより、企業は必要な機能だけを選択し、効果的にコストを管理することが可能になる。
4. 新たにリモートアクセス向けクラウドVPNサービスの提供
『CACHATTO One』では、従来のセキュアコンテナやセキュアブラウザに加え、新たにクラウドVPNサービスも提供される。このサービスは、業種や業務のスタイルに合わせて選択できるため、多様な業務環境に対応可能で、BCP対策にも役立つ。
5. 万全のセキュリティ対策
新プラットフォームでは、情報漏洩防止技術に加え、多要素認証(MFA)の機能も実装済み。これにより、利用者は安心してリモートアクセスを行える。セキュリティ面では、DLP機能を始め、具体的なツールやOSによっても対応状況が異なるものの、万全に近い体制を整えている。
提供予定価格
『CACHATTO One』の基本料金は年間で12万円(税別)、複数の利用プランが用意されており、企業のニーズに応じた選択が可能だ。これにより、リーズナブルかつ効果的なリモートアクセスの導入が期待される。
CACHATTOの利用状況
2024年12月時点では、国内1,700社において80万人以上のユーザーが『CACHATTO』を利用しており、その中には金融業界や自治体などの重要なセクターも含まれている。特に「端末にデータを残さない」特性から、安全なテレワーク環境を実現できるため、多くの企業がその実績に信頼を寄せている。
まとめ
e-Janネットワークスが発表した『CACHATTO One』は、業務の効率化とリモートアクセスにおけるセキュリティの向上を実現する画期的なプラットフォームである。今後の提供にも大変期待が寄せられている。既に『CACHATTO』を利用中の企業も、新しいプラットフォームの導入を検討する価値があるだろう。