タクシーアプリ『GO』がTwilioで移動体験を革新
2025年11月27日、東京— モビリティサービスを手がけるGO株式会社が、タクシーアプリ『GO』にTwilioの『Twilio Programmable Voice』を導入しました。この導入により、アプリ内での音声通話機能が強化され、タクシー利用者と運転手、さらに事業所間のコミュニケーションの質が向上します。
全国47都道府県での展開
GOアプリは、国内のタクシーアプリの中で最大規模を誇り、全国47都道府県で利用されています。2025年には累計3,000万ダウンロードを達成し、多くのユーザーに支持されています。タクシーを利用する際、ユーザーが運転手とスムーズに出会うことが重要ですが、交通状況や停車スペースの制約から、それが難しいケースも少なくありません。そこでGOは、より安全で的確なコミュニケーション手段を模索し、今回はTwilioの通話機能を選びました。
Twilio Programmable Voiceによる革新
Twilio Programmable Voiceをアプリに組み込むことで、運転手からだけでなく、ユーザーから運転手への発信も可能になります。この新機能により、顧客が必要な車両を見つけやすくなり、迅速かつ正確に場所を特定できるようになりました。結果として、ユーザーは迎車待ちの時間を短縮し、運転手は収入機会を逃すことなく、満足のいくサービスを受けられるようになります。
さらに、GOが開発した「GO管理画面」にもTwilioの通話機能が実装されています。このプラットフォームは運転手と事業所の間の重要なハブとなり、情報伝達やトラブル解決を迅速化しています。例えば、運転手が指定の場所に到着できなかったり、忘れ物をした際でも、ハンズフリーでの連絡が可能になり、安全性が一層高まります。
ユーザー体験の向上を目指して
GO株式会社の開発本部 ソフトウェア開発部 バックエンドグループの戸島達哉氏は、TwilioのAPI設計が非常に使いやすいことから、短期間で機能を実装できたと評価しています。彼は「社内で開発していたら、時間やコストもかかっただろう」と述べ、外部協力の利点を強調しました。
また、GO株式会社のプロダクトマネジメント部 部長・脇水誠氏は、今後もTwilioの機能を活用し、運転手や事業所、ユーザーのコミュニケーションをより一層強化する方針を示しています。具体的には、乗務員が安心して運行できる環境を整え、柔軟な対応ができるシステム構築を進めるとしています。
Twilioの代表執行役 社長・久保敦氏は、「この新機能によって、GOアプリにおけるユーザーと運転手の体験が向上するのを嬉しく思います。コミュニケーションの質が売上にも寄与し、全体的な安全性の向上にもつながります」と述べています。
これからの展望
GO株式会社は、テクノロジーを駆使して移動体験を革新し続けることを目指しています。Twilioとの提携を通じて、今後もさらなるサービスの向上を図り、顧客の期待に応えていく姿勢を強調。また、現在提供しているサービスが円滑に運用できるように努めていくとも述べています。様々なニーズに応えるための新しい取り組みが今後も楽しみです。
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