株式会社三木森、再生可能エネルギーの未来へ系統用蓄電所事業に本格参入

株式会社三木森、系統用蓄電所事業への本格参入を発表

2025年7月18日、株式会社三木森（本社：東京都千代田区、代表取締役：安竜洙）は、日本国内において系統用蓄電所開発事業に本格的に参入すると正式に発表しました。

この新たな挑戦により、商社・不動産を中心に展開してきた経験やノウハウを基に、「エネルギーソリューション」を成長の新たな柱として位置づけ、事業ポートフォリオのさらなる多角化を目指します。これにより、社会課題の解決に寄与する企業へと進化していく所存です。

事業参入の背景と社会的責任

2050年のカーボンニュートラルという世界的な目標達成に向け、再生可能エネルギーの導入が急速に進んでいます。日本でも太陽光や風力発電が普及していますが、それに伴い天候による不安定な電力供給や電力需要のピークシフトに悩まされています。この現状において、企業市民としての社会的責任を果たすため、三木森は系統用蓄電所開発事業への参入を決定しました。

当社の目標は、エネルギー需給の安定化やCO₂排出の削減、さらには地域経済の強靭化に貢献することです。この取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に寄与していきます。

事業のビジョンと成長戦略

系統用蓄電所事業は収益性だけにとどまらず、社会課題解決と持続可能な未来の構築を担う重要なミッションです。今後は、ピークカットを通じた電力コストの削減やBCP対策、地域連携を強化していきます。また、得られたノウハウを活用し、企業向けのエネルギーソリューション事業へも展開していきます。

専門技術企業との提携を進め、製品企画から施工、保守までをワンストップで提供できる体制を整えます。これにより、多様化するニーズに柔軟に応じる「エネルギーの総合パートナー」として価値を生み出していく所存です。

投資計画と未来構想

当社は今後3年間で、蓄電池関連事業において総額100億円の投資を計画しています。初年度には10億円を設備導入、製品在庫確保、人材確保、技術開発体制の強化に充てる予定です。

今後の重点施策には、次世代型電力取引への対応、分散型電源とデジタルエネルギー管理の融合、およびESG投資やグリーンファイナンスを通じた資金調達の強化が含まれています。

株式会社三木森の未来への決意

本事業は、弊社がこれまで培ってきた商社事業や不動産事業を活かし、社会インフラを支える次世代型企業グループへと成長するための重要なステップです。新たな市場機会を創出し、持続可能な社会の実現に向けた一歩として位置づけています。

三木森は、すべてのステークホルダーとの誠実な対話を重ね、日本のエネルギー未来を支えるイノベーション企業として、持続可能な社会の実現に貢献していきます。