持続可能な食糧供給を探るBBCのドキュメンタリー「食の未来」
新型コロナウイルスの影響は、私たちの食に対する認識に大きな変化をもたらしました。日々の食材がどこで生産され、どのように私たちの手元に届いているのか、さらに買いだめや国際的な物流の滞りから、私たちの食糧供給に対する危機意識が高まっています。
一方で、国連の報告によると、今後30年以内に世界の人口は100億人を突破する見込みです。それに伴い、2050年までに食糧生産量を現在の2倍に増やす必要があります。気候変動に対する危機感が増す中で、環境に優しい持続可能な形でこの目標を達成することが果たして可能なのでしょうか。
BBCワールドニュースは、全8話からなる新たなドキュメンタリーシリーズ「食の未来(Follow the Food)」を1月30日より放送開始します。著名な植物学者であるジェームズ・ウォンが登場し、急激な人口増加を支えるために農業界で行われている様々な取り組みを探求します。本シリーズでは、科学やテクノロジーの応用、AI技術の活用による効率的な生産方法、消費者の行動変容、さらには環境保護を目指した最新の研究や農家の努力について、さまざまな視点からお届けします。この番組は、農業科学企業コルテバ・アグリサイエンスの後援によって、全世界で放送されます。
30日に放送される第1話では、畜産業に焦点を当て、温室効果ガスのメタンの排出を減少させるための意外な解決策や、土壌汚染を引き起こす化学薬品や除草剤の使用を抑えるための先端農業機器について紹介します。また、2月6日からの第2話では、世界中で広く消費されるバナナに関する新しい研究がアフリカで進行中であることを取り上げ、興味深い知見を提供します。
BBCの「食の未来」は毎週、土曜日の10:30から11:00、及び24:30から25:00、日曜日の18:30から19:00に放送されています。視聴は、全国各地のケーブルテレビ、スカパー!、ひかりTV、auひかりなどの多チャンネルサービスや、Hulu、Amazon Prime Videoチャンネルでも可能です。
詳しい情報は、
BBCワールドニュースのウェブサイトをチェックしてください。また、各エピソードに関連する記事は
BBC.comの「Follow the Food」特設ページでもご覧いただけます。
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