Valpas社のトコジラミ予防ソリューションが日本上陸
フィンランドを拠点とするValpas Enterprises Oyは、トコジラミに対する新しい予防ソリューションを開発し、日本国内での本格展開を図ることになりました。この取り組みは、日本最大のホテル業界展示会「第53回 国際ホテル・レストラン・ショー」で2月4日から7日の期間に初公開される予定です。
トコジラミ問題とは?
トコジラミは、宿泊施設において宿泊客を悩ませる厄介な害虫で、血を吸われることで強いかゆみを引き起こします。近年、欧米や韓国ではトコジラミ被害が急増し、メディアでも取り上げられることが多くなっています。また、2024年には日本が記録的なインバウンド観光客数を迎える見込みで、トコジラミのリスクも高まっています。これを受けて、Valpas社は殺虫剤に依存しないトコジラミ予防ソリューションを開発しました。
Valpasの独自技術
Valpasのソリューションは、IoT技術を駆使したトコジラミ誘引・捕獲デバイスと専用のソフトウェアで構成されています。これにより、宿泊客は安心してトコジラミから守られた環境で滞在することができます。また、ホテルのウェブサイトやOTAと連携した「Bed Bug Safeラベル認証」により、特定のホテルがトコジラミ対策を講じていることを利用客に示すことが可能です。このラベルを掲示することで、宿泊客は365日24時間体制でトコジラミ対策が行われているホテルを選ぶことができ、導入したホテル全室でValpasのソリューションが運用されていることを証明することができます。
国際ホテル・レストラン・ショーでの紹介
このたびの「第53回 国際ホテル・レストラン・ショー」は東京ビッグサイトで開催され、キヤノンMJグループによる共同出展により、Valpasのトコジラミ対策技術が日本で初めて紹介されます。キヤノンMJグループは、ホテル経営の強化や業務改善を支援する「PREVAIL」というホテルシステムソリューションを提供しており、Valpasのサービスと組み合わせることで、さらなる業務効率化が見込まれています。
ValpasのCEO、マーティン・ゴイス氏は、「私たちの持続可能なソリューションを日本の市場に広めることができるのは画期的で、大変重要なステップです。私たちの技術は宿泊客を守りつつ、環境への負荷を軽減します」とコメントしています。
持続可能性とホスピタリティ業界の未来
今回の出展を皮切りに、キヤノンMJグループは日本市場にValpasのソリューションを展開していく方針です。この取り組みは、キヤノンが支援する「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」が掲げる「Well Being」や「Business Transformation」など、持続可能な社会の実現を目指しています。
Valpasの基本情報
今後もValpasは、健康と環境へのリスクから解放された旅行体験を提供することを目指し、さらなる技術開発を進めていくことでしょう。日本での展開が非常に楽しみです。