ネクサスホールディングスがNBS株式会社を子会社化しITサポートの強化へ

株式会社ネクサスホールディングスは、東京都新宿区に本社を構える企業で、2021年7月30日にNBS株式会社の発行済株式80％を取得し、子会社とすることを発表しました。この動きは、IT業界における両社のシナジー効果を期待したものです。NBS株式会社は、東京都足立区に位置し、2007年に設立された企業で、IT活用を全面的にサポートするコンサルティングやシステム開発、運用、保守に至るまで、多彩なサービスを提供しています。ネクサスホールディングスは1996年に設立され、純粋持株会社として子会社の経営支援に力を入れています。NBSとの統合により、両社の専門性を活かし、トータルでのサービス向上を図るとされています。

この合併は、今後3年間でNBS株式会社の全株式取得を計画しており、そのことによりネクサスグループ全体の事業の発展を加速する狙いがあります。両社は同業種でありながら、それぞれの強みを生かすことで新たなビジネスチャンスを創出する可能性があります。特に、IT市場の拡大に伴い、企業のデジタル化が進む中で、コンサルティングから保守までを一手に引き受けることで、クライアントのニーズに細かく応える姿勢が評価されています。

ネクサスホールディングスは、子会社の経営指導を通じて、各企業が持つ特性や強みを認識しつつ、業務の効率化や収益性の向上に努めていく考えです。そのため、NBS株式会社との提携は、グループ全体としての競争力を高める要因となるでしょう。IT業界では急速な変化が続く中で、今後の展開が注目されます。

NBS株式会社の代表取締役である三上尚克氏は、ネクサスグループに加わることで、様々な視点からより良いサービスを提供できるとの期待を示しています。また、ネクサスホールディングスの狩峰宏行代表取締役も、NBSとの統合が互いにとってプラスになり、クライアントへの対応力を一層向上させると語っています。

今後、両社が培ってきた技術やノウハウを持ち寄り、業界内での競争力を高め、お客様への提供価値を向上させていく姿が見込まれます。IT業界における動向や新たなビジネスモデルの創出に、今回の子会社化がどう影響するのか、今後の状況に注目していきたいと思います。