トイメディカル、シンガポール国際展示会「SWITCH 2025」に初出展

トイメディカル、シンガポールの展示会に出展

トイメディカル株式会社は、シンガポール企業庁の支援を受けて、2025年に開催される「Singapore Week of Innovation and Technology (SWITCH) 2025」に出展することが決定しました。この展示会はアジア最大規模の技術イベントであり、企業やスタートアップが最新技術やアイデアを紹介する重要な場です。

塩分オフセット技術の概要

トイメディカルは、熊本県熊本市に本社を構える企業で、代表取締役社長の竹下英徳氏が率いるスタートアップです。彼らの特徴的な技術は、海藻由来の食物繊維「アルギン酸類」を利用した「塩分オフセット技術」です。この技術は、食品の味を損なうことなく体内への塩分吸収を抑制することを目指しています。

具体的には、この塩分オフセット技術を駆使した製品としては、サプリメントや調味料、さらには罪悪感なく楽しめる健康的なせんべいなど、様々な商品が開発されています。これらの製品は、味を損なわず、健康的な食生活をサポートすることが可能です。

シンガポールにおける塩分問題

シンガポールでは、多くの国民が1日に摂取する塩分の量がWHOの推奨値を大きく上回っています。具体的には、平均的に9.1gの塩分を摂取しているとのデータがあります（推奨値は5g）。この高い塩分摂取は高血圧や心血管疾患を引き起こす要因とされており、トイメディカルが取り組むべき重要な社会課題となっています。

SWITCH 2025出展の目的

今回の出展は、シンガポールの塩分問題を背景に、現地企業に塩分オフセット技術を紹介し、そのニーズや市場反応を確認する貴重な機会となります。さらにトイメディカルは、現地の食品メーカーなどと連携し、新しいビジネスの可能性を追求していく考えです。これにより、トイメディカルはアジア市場での製品開発や事業展開を加速させていくでしょう。