熊本発のトイメディカルが世界に挑戦
トイメディカル株式会社は、熊本県熊本市に本社を置くスタートアップ企業で、塩分摂取過剰という健康課題に取り組んでいます。最近、同社はアメリカのサンフランシスコで開催された世界的なスタートアップコンペティション「Startup World Cup 2025」に出場し、さらなる注目を集めました。10月15日に行われた準決勝では、世界中から選ばれた98社の中で4分間のプレゼンテーションを行いました。代表取締役の竹下英徳氏が率いる同社は、自社の“塩分オフセット技術”を披露し、同じく健康をテーマにした他の出場者たちと白熱した競争を繰り広げました。
塩分オフセット技術とは
トイメディカルが開発した塩分オフセット技術は、海藻由来の食物繊維「アルギン酸類」を使用して、食事中的な塩分を吸着し、体外に排出する仕組みです。この技術の優れた点は、カリウムを用いずに塩分排出を促進できるため、安全性が高いことです。また、日常食品に応用でき、味を変えることなく使用できる点も大きな魅力です。
同社はこの独自の技術をもとに、サプリメントや減塩調味料、健康煎餅などの商品を開発。国内の減塩市場をターゲットにするだけでなく、欧米の健康意識の高い層にも訴求する展開を視野に入れています。
大会での評価
準決勝の結果、トイメディカルは惜しくもTOP10入りを逃しましたが、審査員や観客からはその独自のアプローチが高く評価されました。出場企業の中では海外から来た投資家や大企業とのネットワーキングの機会も得ることができ、今後の事業展開に期待が寄せられています。
未来への展望
トイメディカルは、この大会を通じて得られた経験やネットワークを活かし、グローバルな市場でのプレゼンスを高める計画です。竹下氏のコメントにもあったように、「世界の舞台に挑戦し、手応えを感じました」。次なる挑戦として、北米やアジアの企業との技術提携や製品展開を考えており、塩分摂取量削減のための新たなビジネスモデルを日本から世界へと発信していく構えです。
イベント概要
「Startup World Cup 2025」は、2025年10月15日(水)から17日(金)までの期間、サンフランシスコのHilton Union Squareにて開催されました。申し込みや詳細は、
公式ウェブサイトで確認できます。
会社概要
トイメディカルの今後の成長に期待したいと思います。彼らが日本からどのように世界に挑戦していくのか、その動向に目が離せません。