GMOインターネットグループがデジライズに出資
2024年9月30日、GMOインターネットグループが企業向けAI研修事業と独自LLM(大規模言語モデル)開発を手掛けるスタートアップ企業、株式会社デジライズに出資することを発表しました。これにより、デジライズはGMOインターネットグループの提供するGPUクラウドサービスを活用し、独自のLLMの開発と導入支援を加速させることが期待されています。
出資の背景と目的
GMOインターネットグループは、「すべての人にインターネット」を企業理念に掲げ、様々なインターネット事業を展開してきました。今回の出資は、AI技術の進化において重要なステップであり、日本のAI産業の革新を促進することを目的にしています。デジライズは、「AIの利便性と感動を全ての人へ」というビジョンを持ち、企業に特化したAIリスキリング研修やChatGPTの提供を行っています。
デジライズの代表取締役、茶圓将裕氏はSNSでAIに関する重要情報やトレンドを発信し、フォロワー数は12.5万人を超えています。また、GMO AI & Web3株式会社の顧問としても活動し、AIとWeb3分野での知見を広めています。今回の出資により、デジライズは企業のニーズに応じたLLMの開発プロセスを強化し、生成AI技術の革新を図っています。
今後の展望
今後GMOインターネットグループは、AIスタートアップへの投資や生成AIモデルの開発を通じて、さらなる成長支援を強化する方針です。出資はその第一歩となり、デジライズと共に国内AI産業の発展に寄与していくことを期待されています。茶圓氏は、GMOとの協力関係を通じて、AIの普及と日本国内での技術革新を推進していく意義を強調しています。
また、GMOインターネットグループは、独自のGPUクラウドサービス「GMO GPUクラウド」を展開しており、高性能なNVIDIA H200 GPUを使用して国内最速の生成AI開発を目指しています。このサービスはAIワークロード専用に設計されたイーサネットファブリックを採用し、国内でのAIおよび機械学習の環境を大幅に向上させることが見込まれています。
結論
GMOインターネットグループのデジライズへの出資は、AI技術を活用した新たなビジネス機会の創出を目指すものであり、今後の展開に注目が集まっています。デジライズのリーダーシップのもと、日本のAI産業を大いに発展させることが期待されており、企業特有のニーズに応じたLLMの開発が進化することで、より多くの企業がAI技術を取り入れることができるでしょう。