オンラインで学ぶジビエハンター育成研修
農林業に深刻な影響を与えるニホンジカやイノシシの捕獲が注目される中、これらの野生動物を食材として有効活用するための知識と技術が求められています。農林水産省は、これに対応すべくジビエハンター育成研修制度を設け、2023年3月から本格的に開始しました。すでに約1,000名の方が受講しており、需要の高まりを受けて今年度も研修が行われることになりました。
研修の目的と内容
この研修は、ジビエハンターとしての基本技術を身につけることを目指しています。具体的には、野生動物の捕獲方法、食肉としての衛生管理、さらには異常の確認を行うための専門知識が含まれています。ジビエハンターとは、食肉を適切な方法で処理し、搬入まで行う技能を持った捕獲従事者を指します。
研修修了者には、受講証が授与されますが、これは全カリキュラムを受講し理解度チェックをクリアした方に限られます。
開催概要
今年度のジビエハンター育成研修は、オンラインで行われます。日程は以下の通りです:
- - A日程:2025年9月26日(木)9:30~12:30
- - B日程:2025年10月18日(土)9:30~12:30
- - C日程:2025年11月6日(木)9:30~12:30
- - D日程:2025年11月26日(水)9:30~12:30
研修はZoomを使用して実施され、理解度チェックも同様のプラットフォームを通じて行われます。ただし、実技の訓練は含まれません。
受講資格としては、狩猟免許を有することが条件で、各回の定員は先着順で50名となっています。また、受講料は無料ですが、機器や通信費は各自負担となります。
申込み方法
受講希望者は、所定の申込みフォームを公式サイトから利用するか、メールまたはFAXで必要事項を事務局に送信する必要があります。
必要事項には、希望日程、住所、氏名、所属、メールアドレス、電話番号、狩猟免許の種類、搬入方法などが含まれます。
株式会社一成の取り組み
株式会社一成は、農林水産省の鳥獣被害防止総合対策交付金を活用し、野生動物の捕獲個体をジビエとして有効利用することを支援しています。ジビエハンター育成研修のほかにも、ジビエに関するセミナー、衛生管理のための認証制度の普及活動など、多岐にわたる取り組みを行っています。さらに、ジビエ処理施設の運営に関する支援や、さまざまなコーディネート業務も手掛けています。
株式会社一成について
株式会社一成は、生物調査や環境調査を中心に、多様な環境ビジネスを展開するコンサルタント企業です。現地調査や課題解決の提案、計画立案など、幅広い業務を自社で行い、持続可能な社会の実現を目指して活動しています。
詳しい情報は株式会社一成の公式ウェブサイトで確認できます。
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