NTLive『欲望という名の電車』公開記念のイベントレポート

NTLive『欲望という名の電車』公開記念イベント

NTLiveの最新作『欲望という名の電車』が絶賛上映中ですが、その記念イベントが盛況のうちに開催されました。このイベントには、テネシー・ウィリアムズ用の翻訳者、小田島恒志さんと小田島創志さんが登壇し、多くの観客の関心を引きました。イベントは、上映の2日前から座席が予約で埋まるほどの人気で、満席の状態で行われました。

見所満載のトークセッション

小田島恒志さんは、ウィリアムズの名作『欲望という名の電車』を蜷川幸雄氏による演出のために翻訳した経験を持ち、彼の当時の演出家とのやりとりや作品に込められた深い知識を披露しました。また、同じく翻訳家の小田島創志さんは、この作品の脚本に見られるト書きの特徴や、ジリアン・アンダーソンが演じるブランチのキャラクターについても言及し、観客は彼らの豊富な知識に引き込まれました。

イベントでは、主演のジリアン・アンダーソンの素晴らしい演技に対する熱烈な賛辞もあり、彼女がどのようにしてブランチ役を演じたのか、その裏側を掘り下げる貴重な機会となりました。

ジリアン・アンダーソンの評価

ジリアン・アンダーソンは、この作品での演技が彼女のキャリアの中でも特に高く評価されており、2015年のローレンス・オリヴィエ賞で最優秀女優賞にノミネートされています。さらに、イブニング・スタンダード演劇賞で最優秀女優賞を受賞するなど、彼女の才能が多くのメディアに認められています。特に『テネシー・ウィリアムズの名作をこのように演じる女優は他にいない』という意見が多く、彼女の存在感が作品への強い影響を与えています。