音で楽しむ幻想の世界「十二国記」のオーディオブック配信開始
日本の小説界を代表する作家、小野不由美の名作「十二国記」がオーディオブックという新しい形で登場します。オーディオブックの配信プラットフォーム「audiobook.jp」を運営する株式会社オトバンクが、2025年6月30日より配信を開始します。今回配信されるのは、シリーズの第一部『月の影 影の海(上)』と、その前日譚にあたる『魔性の子』の二作品です。
オーディオブック版「十二国記」は、アニメ版での主人公・中嶋陽子役を演じた声優の久川綾が『月の影 影の海(上)』を朗読し、近年活躍する声優、石毛翔弥が『魔性の子』を担当します。朗読に合わせて制作されたオリジナルのメインテーマも、作品の世界観を深める重要な要素とされています。
「十二国記」とは?
「十二国記」は、小野不由美の作品中でも屈指の人気を誇るシリーズで、1991年に第1作の『魔性の子』が刊行されて以来、累計発行部数は1300万部を超えるという驚異的な数字を記録しています。この作品は、異界である「十二国」を舞台に、さまざまなキャラクターたちの壮大な冒険を描いています。
この物語は、特にファンタジー好きにとっては欠かすことのできない作品であり、様々なテーマが織り交ぜられたその奥深いストーリーは、多くのファンを引きつけて離しません。
オーディオブック版の魅力
オーディオブック版の「十二国記」は、文字を読むのが好きだけれども時間がない、あるいは目に不安がある方々にも新たな読書体験を提供します。移動中や家事の最中に、耳から物語の世界に浸ることができるのがオーディオブックの大きな魅力です。
久川綾さんは、オーディオブック制作にあたって、ファンに向けて「陽子とともに虚海を渡り、十二国の理を知り、生き延びてほしい」と心情を語ります。また、初めて「十二国記」に触れる方にも作品の魅力を伝えられるように全力で朗読に臨んでいると述べています。
一方、石毛翔弥さんも、自身の朗読にしっかりとした思いを持っており、「この世界の一員になる感覚を感じていただけるよう努めたい」と語っています。このように、朗読者自身が物語に対して深い愛情を持っていることが、オーディオブック版ならではの臨場感をもたらすでしょう。
キャンペーン情報
また、オーディオブック版の配信を記念して、『月の影 影の海(上)』または『魔性の子』のオーディオブックを購入または再生した方の中から、抽選で5名様に「十二国記 ポストカードセット」が当たるキャンペーンも開催されます。応募方法や詳細は、「audiobook.jp」の特設ページでご確認ください。
まとめ
「十二国記」のオーディオブック版は、名作を新しい形で楽しむための素晴らしい機会です。音の世界で物語に浸りながら、視覚を使わない新たな読書体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。オーディオブックで「十二国記」の魔法の世界に触れて、心に残る体験をしてみてください。