MoN Takanawa: The Museum of Narrativesが開館へ向け準備万端
2026年3月28日、JR東日本が運営する文化の実験的ミュージアム「MoN Takanawa: The Museum of Narratives(モン タカナワ)」が高輪ゲートウェイ駅近くにオープンします。この新しいミュージアムは、伝統からマンガ、音楽にいたるまで、日本の多彩な文化を最新のテクノロジーを活用して発信していく場です。
新たな試み、テーマは「Life as Culture - 生きるは、ブンカだ」
開館を記念して掲げられるテーマ「Life as Culture」は、文化を生活の一部として捉えたものです。日々の営みの中で自然と生まれる文化の重要性を問うこのテーマの下、基礎的な展覧会やイベントが行われます。
多彩な開館記念プログラム
MoN Takanawaでは開館に際し、9つの特別プログラムを予定しています。
1.
スパイラル・スパイラル - ぐるぐるせずにはいられない(会期:2026年3月28日~9月下旬)
生活の中に潜む「ぐるぐる」をテーマに、アートやサイエンスを通じて文化の本質に迫ります。
2.
MANGALOGUE(マンガローグ):火の鳥(会期:2026年4月22日~5月中旬)
手塚治虫の名作『火の鳥』を大型映像とサウンド演出で体験できる新しい形のマンガ体験です。
3.
Making of MoN - はじまりの物語(会期:2026年3月28日~6月上旬)
MoN Takanawaの誕生にかかわった建築プロセスを資料や映像で振り返ります。
4.
音楽祭(会期:2026年5月中旬)
伝統文化と最新技術を融合させた、新しい形のライブ体験を提供します。
5.
MoN × 伝統話芸(会期:2026年5月下旬)
映像演出と多言語サポートで、伝統話芸を次世代へと広げます。
6.
バレエ「アレコ」(会期:2026年5月下旬~6月上旬)
シャガールの名作がデジタルで再現され、幻想的な公演をお届けします。
7.
MoN × 歌舞伎(会期:2026年7月上旬)
先進技術を活用した新しい歌舞伎公演が実現します。
8.
いのちの未来 2026(仮)(会期:2026年7月中旬~9月上旬)
人間とロボットの共存をテーマにした未来を体験します。
9.
高輪築堤の物語(仮)(会期:未定)
明治の鉄道開業時の記憶をデジタル技術で体験可能です。
MoN Takanawaの設備と特徴
MoN Takanawaは、広大な敷地面積に、飲食施設や駐車場を完備し、訪れる人々にとって一日中楽しめる空間を提供します。また、施設内には約100畳のTatamiでのアクティビティや足湯、カフェスペースなど、文化を感じるためのユニークな設備が整っています。
音響や舞台機構にもこだわり、最先端の技術を導入したDMX制御の常設機構システムで、パフォーマンスをより一層引き立てる環境を整えています。
終わりに
新たな文化の発信地として期待されるMoN Takanawaは、訪れるすべての人に新しい発見と体験を提供し、未来の文化を共創する場となるでしょう。詳細は公式サイトやSNSで今後発表される予定です。