オンラインフリースクールcluluが初のリアルイベントを成功させた！

オンラインフリースクールcluluが初のリアルイベントを開催！

2024年7月24日、大阪府泉佐野市にある特定非営利活動法人キリンこども応援団が運営するオンラインフリースクール、clulu（クルル）が初のリアルイベント、通称「オフ会」を開催しました。このイベントには、オンラインでつながっていた不登校の子ども達や、その保護者が参加し、彼らにとって新たな出会いの場となりました。

イベント概要

リアル参加したのは、5名の子ども達とその保護者で、さらに遠方に住む2名の子ども達もオンラインで参加。このオフ会では、緊張した雰囲気を和らげるために、初めにアイスブレイクとしてボードゲームを楽しみ、続いて皆でたこ焼き作りを行い、最後にかき氷を食べるという楽しい流れでした。

この日は初対面の子ども達が多く、最初は少しぎこちない様子でしたが、食事を共にしながら次第にリラックスした笑顔が見えました。「家を出たい」と言って参加した子ども、往復夜行バスで来た子どもなど、彼らの一歩踏み出す姿に、関わった大人たちも感動を覚えました。

参加者の声

イベント終了後、参加した子ども達や保護者からは多くの感想が寄せられました。ある子どもは「会えるのが待ち遠しかった」と述べ、また別の子どもは「もっとみんなと過ごしたかった」と話しました。保護者からも「子どもの楽しそうな表情が見られて、本当に良かった」といった声があり、親たちにとっても嬉しい思い出を作ることができたようです。

校長の篠田想氏は、「今回のオフ会を通じて、子ども達の思いが形になり、温かい交流の場が生まれたことに感謝します」と語りました。実際に参加した子ども達が新たな経験をし、笑顔で帰る姿は、cluluの活動の意義を改めて感じさせるものでした。

cluluについて

オンラインフリースクールcluluは、不登校やひきこもりの子ども達に向けて、バーチャル空間を利用した教育の場を提供しています。アバターを通じて参加することができるため、対面での参加が難しい子ども達でも気軽に学ぶことができ、特に小学4年生から中学3年生を対象としています。生徒たちは、学びながら他の子ども達と交流し、少しずつリアルな社会に足を踏み入れることを目指しています。

教える側のスタッフも、出身校ではそれぞれの不登校経験を持っており、子ども達に寄り添いながらサポートを行っています。校長の篠田氏は、六年間の不登校を経験し、その経験を活かして子ども達の気持ちに寄り添った教育を行っています。

今後の展望

cluluは、子ども達が卒業や復学を果たすまでの道のりをサポートし続ける意向を示しています。不登校という環境でなくとも、子ども達一人ひとりのストーリーに寄り添い、未来へ向かって前進するための支援をしていくことを、キリンこども応援団全体として通じた大きな目標としています。

2024年の今回のリアルイベントは、彼らにとって大きな一歩となりました。"外に出る怖さ"や"新しい場所への不安"を軽減し、少しずつ人とのつながりを広げていくことで、より多くの子ども達が心の扉を開いていくことを期待しています。