専門展示会『メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2025』開催
一般社団法人日本能率協会(JMA)を中心に、2025年7月23日から25日までの3日間、東京ビッグサイト東展示棟で『メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2025』が開催されました。製造業と建設業をターゲットに、生産性や持続可能な社会資本の整備、さらにはレジリエンス向上をテーマにした本展示会は、業界の最新の技術やサービスを紹介し、参加者同士の情報交流の場として注目を集めました。
現在の製造業は、老朽化した設備や人材不足、そして作業員の高齢化など、複数の課題に直面しています。これらの問題に対する効果的な対策は、企業が競争に立ち向かうために急務です。また、近年の豪雨や地震、台風といった自然災害への備えとして、日本のインフラが抱える構造物の老朽化対策も重要です。
参加者数も増加
この展示会は、8つの専門展示会で構成されていることから、製造業や建設業に関連する多様な技術やソリューションが一堂に集まりました。前年の423社(772ブース)から、今回の参加者数は455社(903ブース)と増加し、会期中の来場者数は合計で32,392名を記録しました。
最新技術と業界トレンド
会場に入ると、午前10時の開場前から長蛇の列ができるなど、来場者の熱気が感じられました。特に、DXやIoTを活用したメンテナンス業務の提案には多くの注目が集まり、設備のモニタリングサービスに関する説明には多くの参加者が耳を傾けていました。また、ドローンを使用したインフラ点検サービスも紹介され、来場者は実際にデモを見学しながら、担当者からの詳しい説明を受けていました。
出展者からは、「目的意識を持った来場者が多く、商談が進んだ」という声や、「ターゲット層がしっかりと来場しており満足している」とのフィードバックがありました。また、多くの来場者が「最新技術や業界動向を把握できた」と語り、特化した展示会の良さを実感している様子が伺えました。
ステージ・講演も大盛況
会場では、ステージや講演会が100本以上開催され、参加者は熱心に耳を傾けました。防災や減災に関するセミナーをはじめ、国土強靭化やレジリエンス向上に関する内容が多く取り上げられ、AI導入やスマートファクトリー化に関する講演も行われました。多くの聴講者が、自身の業務に関連する内容に興味を持ち、積極的に参加していました。
オンライン展示会も実施
この展示会は好評のうちに終了し、特にオンライン展示会も同時に開催されています。公開期間は2025年8月29日までで、詳細は公式サイトから確認できます。次回の開催は、2026年7月15日から17日を予定しており、出展者の募集も行われています。
また、今後の取り組みやさまざまな新技術についての情報が求められている中、本展示会のような機会が業界全体の発展に大いに寄与することが期待されています。
【お問合せ先】
一般社団法人日本能率協会 メンテナンス・レジリエンス TOKYO事務局
電話: 03-3434-1988(平日9~17時)