宇宙回収サービス提携
2025-10-31 13:24:07

ElevationSpaceとAxiom Spaceが宇宙回収サービスで提携、次世代の商業宇宙時代を切り拓く

宇宙回収サービスの新たな展開



株式会社ElevationSpaceとアメリカのAxiom Spaceが、高頻度の大気圏再突入および回収サービスに関する基本合意書(MoU)を締結しました。この協力関係は、商業宇宙ステーションを対象としたものであり、両社の強みを融合させながら新たな可能性を探るものです。

協業の背景と目的


ElevationSpaceは、宮城県仙台市に拠点を置くスタートアップ企業であり、日本の小型再突入技術を駆使して、宇宙から地球への輸送サービスを開発しています。一方、Axiom Spaceは、世界初の商業宇宙ステーション「Axiom Station」を建設中であり、商業宇宙飛行サービスの主要な提供者です。この両社の連携は、宇宙産業の更なる発展に寄与することを目的としています。

「ELS-RS」の役割


ElevationSpaceが開発している「ELS-RS」は、地球低軌道(LEO)でのペイロード運用と大気圏再突入・回収システムの技術実証を行うためのものです。このシステムが完成すると、科学的データやペイロードを効率的かつ安全に、指定地点へ迅速に回収できる機能を提供します。これにより、Axiom Spaceは顧客やパートナーに対し、重要な研究成果を迅速かつ柔軟に届けることが可能となります。

コメントの紹介


ElevationSpaceのCOO宮丸和成氏は、「Axiom Spaceとの協業は、当社の技術を実運用環境で発揮できる貴重な機会です」と期待を寄せています。さらに、Axiom SpaceのCTOである若田光一氏も「このMoUは、生命科学や材料科学のサンプルを地球へ迅速に回収するサービス提供に向けて重要な意味を持つ」と述べ、両社の協力がもたらす利点を強調しました。

宇宙産業の未来


今回の提携は、宇宙産業の新たな時代を切り開くための重要なステップです。国際宇宙ステーション(ISS)の運用が2030年に終了することが決まっている中で、ElevationSpaceは「ポストISS時代」を見据え、新たな宇宙環境利用の確保に取り組んでいます。両社のパートナーシップが、宇宙における持続可能な活動と革新的な研究開発の環境を提供することが期待されます。

最後に


この協業を通じて、宇宙産業が如何に進化していくのか、今後の展開が注目されます。ElevationSpaceとAxiom Spaceの技術革新が、商業宇宙の未来をどのように変えていくのか、目が離せません。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
株式会社ElevationSpace
住所
宮城県仙台市青葉区花京院2-1-65いちご花京院ビル9階
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。