新たなオフィスのコミュニケーションの形「City Farming with Okamura」
日販グループホールディングス株式会社の日本出版販売と株式会社オカムラが共同で開発した「City Farming with Okamura」が、2024年9月から提供を開始します。このサービスは、オフィス空間に植物工場を設置し、年間を通じて新鮮ないちごを収穫できるという体験を提供します。植物を育てることを通じて、社員同士のコミュニケーションを促進することを目指しています。
1. 「City Farming」とは?
「City Farming」は、オフィス空間において農業体験を通じたコミュニティ形成を図る新しい取り組みです。特に、テレワークとオフィス出社を組み合わせたハイブリッドワークが普及する中で、孤立感やコミュニケーション不足が課題となる企業が増えています。そこで日販は、植物を育てることで自然な会話のきっかけを生むことを考えました。
2. サービスの概要
「City Farming with Okamura」では、オフィスに組み込む形で植物工場を設置します。特長としては、以下のような内容があります。
- - 設備の提供: 植物工場をレンタルまたは購入の形で提供。設置後の保守サポートも完備しています。
- - 栽培のサポート: 専門スタッフがいちごの苗を提供し、日々の栽培をサポートします。
- - コミュニケーション活性化のフォロー: いちごのお世話を通じて、社員の間でのコミュニケーションを促進します。
- - 導入効果の検証: 導入の前後でアンケートを実施し、その効果を確認します。
- - 空間提案: 市場のニーズに応じた設計を行い、最適な空間を提案します。
- - イベント企画: コミュニケーションを促進するワークショップやイベントもオプションとして用意されています。
3. 目的と期待される効果
このプロジェクトにおける目的は、単に植物を育てることではなく、社員同士のつながりを深めることです。「お世話」を通じたコミュニケーションの促進により、オフィス内の働きやすい環境を提供します。また、心身の健康保持にも寄与することを目指しています。
4. 製造委託の開始
さらに、オカムラへは、植物工場の製造を委託しました。これにより、オカムラの豊富な製造技術を活用し、納期短縮やユーザビリティの向上が期待されます。今後、2026年末までに1,000社への導入を目指しています。
5. これまでの取り組み
日販とオカムラは、2023年8月に共同で開発を開始し、いくつかのラボオフィスで試行導入を行いました。その結果、以下の効果が確認されています。
- - コミュニケーションの活性化
- - 治癒や気分転換などの心理的効果
- - オフィス環境の満足度向上
この取り組みを通じて、働く環境の新しい価値を創造し、社員がよりいきいきと活躍できる場所の提供を目指しています。新しい時代のオフィスでの働き方として、「City Farming with Okamura」の導入が期待されています。さあ、あなたのオフィスでも植物と共に働く新しいスタイルを始めてみましょう!