1982インパクトファンド、横浜に障がい者就労支援事業所「ラボメン」を開設
2024年11月15日、東京都港区に拠点を置く一般社団法人1982インパクトファンドが、横浜市中区に知的・精神障がい者向け就労継続支援B型事業所「ラボメン」を設立しました。増加する障がい者就労支援ニーズに応えるこの事業は、同ファンド初の独自ソーシャルビジネスとして注目を集めています。
国内における障がい者雇用の現状と課題
近年、日本の障がい者数は増加傾向にあり、その就労支援は喫緊の課題となっています。民間企業における障がい者雇用率は過去最高を記録したものの、身体障がい者と比較して知的・精神障がい者の雇用は依然として少ないのが現状です。1982インパクトファンドは、この状況を踏まえ、知的・精神障がい者の就労機会拡大に力を入れています。
「ラボメン」:個々の能力と希望を活かす就労支援
「ラボメン」は、単純作業ではなく、利用者の個性や能力を活かせる仕事を提供することに重点を置いています。オリジナルグッズ制作や販売、PCスキル向上のためのデータ入力といった、将来性につながる仕事に取り組むことで、自己実現と社会参加を支援します。利用者一人ひとりの希望や状況を丁寧にヒアリングし、最適な仕事を選び、それぞれのペースで成長できる環境を提供することが特徴です。
1982インパクトファンド:1982年生まれの経済人による社会貢献
1982インパクトファンドは、1982年生まれの経済人たちが中心となって設立された組織です。それぞれの分野で成功を収めたメンバーたちが資金とビジネスノウハウを提供し、複数のソーシャルビジネスを展開することで、経済人による社会貢献活動の活性化を目指しています。「ラボメン」はその取り組みの第一歩と言えるでしょう。
代表理事からのコメント
1982インパクトファンド代表理事の田川翔氏は、「障がい者の方々が、自分らしい働き方を見つけ、社会の一員として活躍できるようサポートしていくことが私たちの使命です。ラボメンを通じて、多くの障がい者の方々の可能性を最大限に引き出し、地域社会の発展に貢献していきたいと考えています。」と語っています。
事業所の概要と問い合わせ先
「ラボメン」は横浜市中区に拠点を置き、現在利用者を募集しています。利用対象や事業内容に関するお問い合わせは、1982インパクトファンド広報担当(
[email protected])までお気軽にご連絡ください。
まとめ
1982インパクトファンドによる障がい者就労支援事業「ラボメン」の設立は、障がい者雇用問題への新たな取り組みとして、大きな期待を集めています。個々の能力と希望を尊重し、自立と社会参加を支援する彼らの姿勢は、社会全体に大きな影響を与える可能性を秘めています。今後の展開にも注目が集まります。