内田樹の新刊『老いのレッスン』のご紹介
2025年9月18日、株式会社大和書房から内田樹氏の著書『老いのレッスン』が登場します。この本は、内田氏が人間の老いや生についての深い洞察を基に初めてまとめた「老い論」です。少子化や人口減少といった日本の現状、加えて長寿化が進む中で、私たちがどのように心穏やかに生きるかを考えさせる内容となっています。
人生の「難問」に向き合う
本書では、内田氏が直面した人生の様々な「難問」に対する考えを12のレッスンに分けて提供しています。これらのレッスンは、いまの社会に生きる私たちにとって、重要なメッセージを含んでいます。例えば、「結婚の意味とは?」や「いずれ死ぬこととどう向き合うか?」など、生活の中で避けがたいテーマに対する洞察を得ることができます。
内田氏は、「老い」を忌避する風潮の中で、あえてそれを受け入れ、老いの過程をどう考えるかという重要性を語ります。身体の使い方や親の老いに向き合うこと、果ては死について考えることは、決してネガティブな行為ではありません。それらを通じて、私たちは生の豊かさを再認識することができるのです。
注目の目次
目次は以下の通りです:
1. 「老い」を忌み嫌う時代に
2. 長持ちする身体のつかい方
3. 親の老いとの向き合い方
4. 死について考えることは生を豊かにする
5. 人生は思い通りにいかないけれど
6. 人を育てる、たった一つの大切なこと
7. 「ほんとうの友だち」とは?
8. いい人間関係のつくり方
9. 「天職」の見つけ方
10. いまの時代に「結婚」は必要か
11. 子育て困難な時代で、子を持つこと
12. 「死」という難問
著者のプロフィール
内田樹氏は1950年に東京で生まれ、現在は神戸女学院大学の名誉教授として活躍しています。専門分野はフランス文学や哲学ですが、武道論や教育論にも精通しています。彼が過去に著した数々の著書は、日本の知識人たちに大きな影響を与えてきました。
書籍情報
- - 書名: 老いのレッスン
- - 著者: 内田樹
- - 発売日: 2025年9月18日
- - 判型: 四六判変型
- - 頁数: 208ページ
- - 定価: 1,760円(税込)
- - 発行元: 株式会社大和書房 公式サイトはこちら
本書は、今を生きる全ての人々が抱える「老い」や「死」といったテーマに対して真摯に考えるきっかけを与えてくれること間違いなしです。内田氏の知恵とスポンサー愛が詰まったこの一冊を、ぜひ手に取ってみてください。