石光寺の春牡丹見頃
2024-04-10 08:48:22
奈良・石光寺で春牡丹が見頃!2000株の圧巻の景色と歴史秘話
奈良・石光寺で春の息吹を感じる!2000株の牡丹が織りなす絶景
古都奈良、葛城市に佇む石光寺。4月15日~23日、境内は色とりどりの牡丹で埋め尽くされ、まさに花の楽園へと変貌を遂げます。2000株もの牡丹が咲き誇る壮大な光景は、訪れる人の心を奪い、忘れられない思い出となるでしょう。
歴史と伝説が香る名刹
石光寺は、日本最古の石仏「白鳳弥勒石仏」や中将姫伝説で知られる由緒あるお寺です。約1300年前、天智天皇の勅願により創建されたと伝えられ、長い歴史の中で培われてきた数々の物語が、境内の隅々に息づいています。
多種多様な牡丹、その魅力
石光寺には、360種もの牡丹が咲き誇ります。その中には、「関西牡丹」と呼ばれる銘花も含まれています。大正から昭和初期にかけて、宝塚山本や大阪池田で生まれたこれらの牡丹は、戦禍をくぐり抜け、現在もその美しい姿を見せてくれています。
昭和天皇の即位を記念して京都御所の門名にちなんで名付けられた「宜秋門」「朱雀門」「豊楽門」など、歴史と由緒を感じさせる品種の数々。そのほかにも、「大極殿」「主基殿」「朱玉殿」といった京都御所の殿名に因んだ品種や、「神風」「九重錦」「麒麟司」「君の恵」などの銘花も大切に受け継がれています。歴代住職の尽力による品種保存の賜物と言えるでしょう。
これらの牡丹は、樹勢が強く大輪の花を咲かせ、色彩豊かな日本種牡丹として海外でも高い評価を得ています。その豪華絢爛な姿は、見る者の心を魅了し続けることでしょう。
中将姫伝説と染の井
石光寺は「染寺」とも呼ばれ、中将姫の伝説に深く関わっています。美貌で知られた中将姫は出家後、蓮の茎から糸を取り出し、石光寺の井戸に浸したところ五色に染まったと伝えられています。それが「染の井」であり、その傍らには糸掛け桜が今も花を咲かせます。中将姫が一夜にして当麻曼陀羅を織り上げたという伝説は、この地ならではの神秘的な物語として語り継がれています。
見頃の時期とアクセス
今年の春牡丹の見頃は、例年より早く4月15日~23日頃と予想されています。快晴の日は午前中の観賞がおすすめです。柔らかい花びらの牡丹は、強い日差しや気温の上昇で花崩れしてしまう可能性があるためです。
石光寺の公式ホームページやインスタグラムで、最新の開花状況を確認できます。アクセスは、近鉄南大阪線二上神社口駅から徒歩約15分、または南阪奈道路葛城ICから車で約10分です。
この機会に、ぜひ石光寺を訪れて、歴史と自然の融合した素晴らしい景色を満喫してください。
石光寺概要
寺名: 浄土宗 慈雲山 石光寺
所在地: 〒639-0273 奈良県葛城市染野387
拝観時間(春期): 8時~17時
拝観料: 大人400円、小学生200円
駐車場: 無料(寺門前7台、第2駐車場30台)
連絡先: 0745-48-2031
公式ホームページ: https://sekkouji.or.jp
Instagram: https://www.instagram.com/sekkouji/
会社情報
- 会社名
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石光寺
- 住所
- 奈良県葛城市染野387
- 電話番号
-
0745-48-2031