会話AIの未来
2025-10-14 11:13:57

エキュメノポリス、未来の会話AI品質評価を目指す技術開発に成功

未来の会話AI品質を評価する新技術をエキュメノポリスが開発



株式会社エキュメノポリスは、東京都新宿区に本社を構え、最新のAI技術の開発に特化した企業です。最近、同社が進める「Beyond 5G時代の高信頼マルチモーダル会話AIエージェントの自動評価基盤の研究」が、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の新たなプロジェクトに採択されました。これは、急速に発展するAI技術の中で、特に公共の場での活用を見据えた取り組みです。

安全で信頼できるAIの需要



AIは医療や教育、行政支援など、公共的な分野でますます重要な役割を担うことが期待されています。しかし、AIが人間とリアルタイムで協調する環境において、どのようにその信頼性を評価するかが課題となっています。特に、音声や言語、さらには非言語的な情報を統合するマルチモーダル会話AIにおいて、客観的な評価基準が未だ確立されていないのです。

そこで、エキュメノポリスは、AIの性能を競う時代から、信頼性や安全性を重視した新たな基準の確立を目指しています。その実現に向けて、同社が開発を進める「対話品質評価基盤」は、信頼の基盤となることが期待されています。

研究開発の具体的な取り組み



本プロジェクトでは、次の4つの主要な開発項目に焦点を当てています:

1. ユーザーエミュレーション: 多様なユーザーの発話や表情を模倣するマルチモーダル・シミュレーターを開発し、会話AIの品質評価の再現性と信頼性を確保します。
2. 自動評価モデル: 音声、映像、発話構造を統合し、ユーザーとの信頼関係やタスク達成度を反映した自動評価モデルを構築します。これにより、AIの「信頼される振る舞い」を定量的に可視化します。
3. ネットワーク適応型アーキテクチャ: Beyond 5G通信環境での通信遅延や帯域幅の変動に対応する高信頼な通信制御技術を開発します。
4. 国際標準化: 先の3つの成果をもとに、会話AIの信頼性評価に関する国際的なルール作りを主導します。

これらの取り組みにより、AI対話の品質保証技術を「測定可能な信頼性」として社会に実装し、公共領域での安全で説明可能なAI活用の基盤を固めることを目指しています。

CEATEC 2025での展示



エキュメノポリスの成果は、2025年10月13日から17日まで幕張メッセで開催されるCEATEC 2025においても展示されています。ここでは、同社のブースで新たな会話AI評価技術の実際のデモを見ることができる機会です。

未来を見据えた人材募集



技術の進化に伴い、エキュメノポリスでは新たなメンバーを積極的に募集しています。エンジニア、AIリサーチャー、プロダクトマネージャーなど、多岐にわたる専門分野からの応募を期待しています。未来のAI社会を一緒に築く仲間を求めています。

最後に



エキュメノポリスが進める研究開発は、次世代のAI社会を支える重要なステップです。今後、同社の取り組みがどのような形で具体化されていくのか、非常に楽しみです。


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会社情報

会社名
株式会社エキュメノポリス
住所
東京都新宿区西早稲田1-22-3早稲田大学19-3号館
電話番号

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