秋田杉の端材を使用した魅力的なクリスマス装飾がホテルロビーに登場

クリスマス装飾が彩る秋田キャッスルホテル

秋田市の秋田キャッスルホテルでは、2023年11月2日から12月25日まで、廃棄予定の秋田杉の端材を活用した素敵なクリスマス装飾が楽しめる「LOVE AKITA XMAS」が開催されています。この装飾は、秋田県の素朴な魅力とクリスマスの楽しさを融合したものとなっており、訪れる人々に地域特有の温もりを伝えています。

地域の誇り、秋田杉を使用した装飾

秋田杉は日本三大美林の一つに数えられ、その優れた木材としての特性から、住宅建材や伝統工芸品など多岐にわたって利用されています。今回のクリスマス装飾の中心には、秋田杉を使用したシンボルツリーやオーナメントがあり、全てが廃棄される端材から作り出されています。高さ2.4メートルのクリスマスツリーをはじめ、全部で19体の多様なサイズと形のツリーがロビーやレストランに登場し、訪れる人々を温かく迎え入れます。

環境への配慮とSDGsの理念

この取り組みは、単なるクリスマス装飾に留まらず、環境保護の意識を高めることを目的としています。廃棄されるはずの天井材や外壁の端材を活用し、リボン状に加工したオーナメント300個を制作。これにより、廃材の新たな活用法を示し、SDGs（持続可能な開発目標）への貢献を目指しています。参加するスタッフは「LOVE AKITA XMAS」のバッジを身につけており、地域愛を感じるおもてなしを提供しています。

多様なオーナメントと個性の表現

装飾の特徴は、多様性です。様々な形や大きさのオーナメントは、ふぞろいな木目の魅力を引き立て合い、一つの世界観を創り上げています。通常のホテルの飾り付けでは整った美しさが求められはしますが、今回は意図的にそれを外し、個々のオーナメントが持つ自由な個性を楽しむことを選びました。この素朴さが、観る人々に心の安らぎをもたらしているのです。

クリスマスワークショップの開催

また、イベント中はクリスマスワークショップも予定されています。12月16日に開催されるこのワークショップでは、参加者が秋田杉のミニツリーを作成し、飾り付けを楽しむことができます。これは、7歳以上の子どもが保護者と一緒に参加できるプログラムで、地域の木材に触れ、創作の楽しさを体験する貴重な機会となるでしょう。参加費は材料費込みで1,500円（税込み）で、事前予約が推奨されています。

秋田キャッスルホテルの紹介

秋田キャッスルホテルは1970年に開業以来、多くの宿泊客や地域の皆様に愛されてきました。客室数150室を誇り、宴会場や飲食施設も充実しており、様々なシーンで利用可能です。地域の拠点としての役割を果たしつつ、SDGsの取り組みも推進しているこのホテルで、暖かな秋田杉の香りと共にクリスマスシーズンを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ぜひ、心温まる「LOVE AKITA XMAS」にお越しください。