日本企業向け外国人採用支援を強化するTCJグローバルの新たな提携

TCJグローバルがネパールの教育機関と提携

株式会社TCJグローバルは、2025年6月16日にネパールの日本語教育機関HAYABUSA CONSULTANCY & Training CENTER PVT. LTD.と提携を結ぶことを発表しました。この業務提携により、国内法人企業に対して特定技能を持つ外国人材の紹介と、日本語教育プログラムの提供が向上します。これは日本国内での労働力不足を背景に、外国人材の需要が拡大している中での重要なステップとなります。

海外市場展開の背景

TCJグローバルは1988年の設立以来、80か国以上から留学生や就労者を受け入れ、日本語教育を展開しています。また、ISO29991:2020認証も取得しており、国際基準を満たす教育サービスを提供しています。近年、特定技能に基づく外国人材の受け入れが急増しており、TCJグローバルは日本語教育の豊富な経験と現地の協力によって、企業の多様な人材ニーズに応えるサービスを強化していきます。

ネパールの魅力

ネパールの人口は2025年時点で約3,161万人。労働年齢人口の約65％が15歳から64歳に該当し、若年層（15～29歳）は全体の28%を占めています。平均年齢は23～24歳と若く、将来的に安定した労働力の供給が見込まれます。

また、労働市場が限られているネパールでは、約600万人が海外に出稼ぎをしているため、出稼ぎ文化が根付いています。特に、今後も日本市場には大きな需要が予想され、ネパール人材はその供給元として注目されています。

提携の具体的な内容

今回の提携では、以下の内容が強化されます：
1. 日本語教材と教育体制の整備
HAYABUSA社は現地での日本語教育をさらに拡充し、TCJグローバルの質の高い教育プログラムを導入していきます。

2. 支援体制の強化
日本への就労・留学希望者への支援体制を充実させ、より多くの人材を日本の企業に紹介することが可能になります。

3. 即戦力外国人材の紹介
特定技能を持つ即戦力の外国人材を日本国内企業へ迅速に提供するための体制を整えます。

この提携により、TCJグローバルの日本語教育の経験がHAYABUSA社の現地運営経験と結びつくことで、両者にとってのシナジーが期待されます。