TOPPANグループが「nano tech 2025」への出展を発表、最先端技術を披露

TOPPANグループが「nano tech 2025」に出展

TOPPANホールディングス株式会社とその関連会社、TOPPAN株式会社およびテクセンドフォトマスク株式会社が、2025年1月29日から31日まで開催される「nano tech 2025 第24回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」に出展することが発表されました。この展示会はナノテクノロジーの進展をテーマに、未来技術の社会実装に向けた貴重な場となります。

未来の技術を探求する場

「nano tech 2025」は、革新的な材料や次世代デバイスが一堂に集結する場であり、研究開発の事業化とイノベーションの共創を目的としています。TOPPANグループは、ブースを「健康・ライフサイエンス」、「都市空間・モビリティ」、「エネルギー・食料資源」、「エレクトロニクス・微細加工」の4つのエリアに分け、最新の技術を展示します。

主な展示内容

1. 健康・ライフサイエンスエリア
- 3D細胞培養技術「invivoid®」
TOPPANの「invivoid®」は、独自のバイオマテリアルを使用し、多種多様な細胞を共培養モデルに簡便に構築できる技術です。この方法はがん個別化医療に利用され、生体に近い人工組織モデルの開発に寄与します。がんと周辺の間質細胞との相互作用や免疫メカニズムの理解において、高い効果が期待されています。

2. 都市空間・モビリティエリア
- 「ハイブリッドＴｏＦ®」カメラ
この最新のセンサーは、TOF技術を用いて物体の形状を3次元で捉えることができ、特に屋外や工場内での自動運転ロボットにとって重要な技術です。

3. エネルギー・食料資源エリア
- CCMおよびMEA
この技術は水素の生成や貯蔵、運搬に使用され、TOPPANは2004年からこの分野での研究開発を行っています。

4. エレクトロニクス・微細加工エリア
- EUVフォトマスク
次世代リソグラフィー技術に必要なこのフォトマスクは、基板材料に関する研究も行われており、半導体業界の進化に大きく貢献します。