2023年10月26日、東京の東急歌舞伎町タワーで行われた「MIND TRAVEL」において、初の「TOKYO ALTER MUSIC AWARD」が開催されました。このアワードはオルタナティブでインディペンデントな音楽アーティストを称えるもので、2024年に活躍が期待されるアーティストたちが表彰されました。受賞者は、各部門において特に秀でた実績を挙げて選ばれたアーティストや関係者たちです。
表彰内容と受賞者
アワードは以下の5部門から成り、各部門には多様なアーティストが受賞しました。
1.
Best Alter Artists: オルタナティブな音楽で特に目立つ3組のアーティストが受賞。
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受賞者: Lamp、柴田聡子、長谷川白紙
2.
Best Alter Asian Artists: アジアからのアーティストの中で優秀な3組。
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受賞者: Whyte ?te(台湾)、KIKI(タイ)、ena mori(フィリピン)
3.
Best Breakthrough Artists: 注目すべき新進アーティストの5組。
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受賞者: maya ongaku、HOME、luv、北村蕗、reina
4.
Contribution to Asia: アジア市場での貢献が顕著な個人。
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受賞者: 野田隆司(Music Lane Festival Okinawaプロデューサー)
5.
Best Creative: 創造的なミュージックビデオに関わったプロデューサー。
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受賞者: 野口滉太(株式会社VIXI)
特に「Best Breakthrough Artists」に選ばれたアーティストには、アジア圏での音楽フェス出演へのブッキングサポート及び20万円の渡航費、滞在費が支給されるという特典が設けられました。
受賞アーティストの紹介
受賞アーティストの中には、デビューから短期間で目覚ましい成長を示す者や、特異な音楽スタイルで注目を浴びる者など、多種多様なバックグラウンドを持つ方々が選出されています。
- - Lampは2000年に結成され、すでに複数の国でワンマンライブを成功させており、近年のアルバムは高評を得ています。
- - 柴田聡子は詩人でもあり、音楽と共に文学的な活動も展開しており、アートと音楽の融合を試みています。
- - Whyte ?teは台湾からのアーティストで、視覚的に自身の情報を遮断することで音楽に焦点を当てさせる独自のスタイルを持っています。
授賞式の様子
授賞式は、多くの音楽関係者やファンが詰めかけ、会場は熱気にあふれていました。司会を務めたのは、音楽業界での経験が豊富な高波由多加さんと、雑誌モデルやラジオパーソナリティとしても知られる菅野結以さん。各受賞者からのメッセージビデオも流れ、彼らの喜びの声や音楽への情熱が伝わってきました。
TOKYO ALTER MUSICの目的とは
TOKYO ALTER MUSICの活動は、日本国内におけるオルタナティブミュージックの普及を目指すものです。新進アーティストを支援し、アジア圏への音楽の展開を支援することで、今後の音楽シーンに新たな風を吹き込むことを期待されています。全体を通して、アーティスト同士のネットワーキングを促進し、コミュニティ全体の活性化を図ることが重要な目標です。
いま後景に広がるオルタナティブ音楽の可能性を体感し、その未来を見つめることのできる「TOKYO ALTER MUSIC AWARD」は、音楽ファンにとっても新たな視点を提供するイベントとなったことは間違いありません。