株式会社ジェイ・エム・シーが取り組むレーシングカートプロジェクト
株式会社ジェイ・エム・シー(以下、JMC)は、2013年2月12日より新入社員向けの教育プログラムとして「レーシングカートプロジェクト」をスタートしました。このプロジェクトは、新入社員がJMCの持つ先進的な製造技術を実践的に学ぶことを目的としています。プロジェクトには、約2,000万円の投資が行われ、最高品質のレーシングカートが製作される予定です。
プロジェクトの目的と背景
JMCは、光造形や鋳造技術を駆使して様々な試作品を手がけ、特に医療分野においても貢献しています。しかしながら、技術が多岐にわたるため、新入社員がその技術を理解し、習得することは簡単ではありません。そこで、レーシングカートの開発を通じて、現場の技術を楽しみながら学ぶことができる新たな教育の場を提供することを決定しました。
新入社員によるレーシングカート製作
このプロジェクトでは、5名の新入社員が中心となり、一台のオリジナルレーシングカートを作成します。その過程で、JMCの技術力やノウハウに触れることができ、実践的な学びが得られます。
具体的な製作手法
- - エンジンブロックの製作: CADモデリングを利用し、軽量化を図るための基本設計を行います。さらに、通常のアルミニウムからマグネシウムへと素材を変更し、強度と軽量性を兼ね備えたエンジンブロックを目指します。宇宙航空や軍事に用いられる特殊金属も使用される予定です。
- - フレームとホイールの鋳造: フレームやホイールにもマグネシウムを採用し、軽量化と耐震性を追求した設計が行われます。
- - ドライバー専用シートの製作: シートはドライバーの体型に合わせた形で砂型鋳造を用いて製作し、乗り心地を向上させています。
プロジェクトの振り返りと今後の展望
このプロジェクトは、定期的に技術の可視化を行い、プロセスを公式ウェブサイトやSNSを通じて報告していく計画です。プロジェクトが終了すると、継承が難しい職人技術の定量化を行い、今後の技術継承プログラムとしても活用していく方針です。また、実際のサーキットで走行イベントを開催し、参加者と共に技術の楽しさを共有することを目指しています。
会社の概要と取組み
JMCは、「いくぞ!メイドインジャパン!」のスローガンのもと、革新的な工法と製品を開発し続けています。自動車部品からアミューズメント機器、さらには医療モデルまで、多岐にわたる分野でその技術力を発揮しています。今後も新しい試みを通じて、業界の革新に寄与する企業として成長していくことを目指していきます。
詳しい情報は、公式ウェブサイトやSNS、ブログを通じて随時更新していく予定です。以下のリンクからプロジェクトの詳細を確認できます。