社会課題解決に挑む次世代イノベーター育成プログラム「ソーシャル・イノベータ・ハブ」始動!
独立行政法人国際協力機構(JICA)と株式会社ドリームインキュベータ(DI)が、途上国と日本の人材が協働し、社会課題解決を目指す新たな共創プログラム「ソーシャル・イノベータ・ハブ(SIH)」を設立しました。
SIHは、JICAが主導する、ビジネスを通じた社会課題解決を目指す共創エコシステムです。SIHのインキュベーション・プログラムの一環として、JICAのネットワークとDIのビジネス実装力を活かし、社会課題解決に対する志高く優秀な途上国人材を日本に招き、日本の大学・研究機関や社会起業家と連携し、課題解決能力及びビジネススキルを身につけるためのプログラムを実施します。
初の実証実験は仙台で!環境・防災をテーマに熱い夏が始まる!
2024年8月5日から9月20日にかけて、初の実証実験が、国際卓越研究大学に認定予定の東北大学が位置する宮城県仙台市で開催されます。テーマは「環境、防災」。特に、サーキュラーエコノミー、カーボンニュートラル、ネイチャーポジティブ、災害レジリエンスの4領域に焦点を当て、インドネシア、モンゴル、ナイジェリア、ペルー、日本の参加者たちが、約2ヶ月間、社会課題解決に向けたビジネスアイデアを創出し、プロトタイプ化、ビジネスモデル化まで取り組みます。
プログラム内容
SIHプログラムでは、DIや東北大学、電通などの専門家たちが講師・メンターとして参加者をサポートします。社会課題の構造的理解のためのメソドロジや、日本の先進技術、課題先進性についての講義、ワークショップが提供され、参加者はこれらの学びを活かして、ビジネスの観点から社会課題解決に貢献するアイデアを共創していきます。
多様な関係者との連携で地方創生へ
SIHプログラムは、日本と開発途上国の人材・情報・技術を繋ぎ、プログラム後も社会課題解決策を共創するハブ機能を構築することを目指しています。
プログラムを通じて、優秀な海外人材が仙台に興味を持ち、東北大学への留学や仙台での創業を促進したり、日本のスタートアップ企業とのマッチングを図り、企業の海外展開を支援したりすることで、ODAを活用した地方創生にも繋げることが期待されています。
DI執行役員・宮内慎氏のコメント
DI執行役員・宮内慎氏は、「当社は、社会を変える事業を創る」をミッションに、これまで国内外・産官学の枠を超えた様々な産業・ビジネスプロデュース活動を推進して参りました。JICAとは、新たな官民連携やスタートアップ支援の仕組み作りなど、複数の案件・イニシアチブを通じて、緊密な共創活動を続けております。
この度、SIHのPoCが、多様なステークホルダーの皆様の多大なご協力の下、ローンチできますことを大変喜ばしく感じております。本PoCの成功はもとより、その成果を踏まえた他地域×他途上国への拡張検討や、“途上国支援と地方創生” を高次元で両立させるJICAの新たなビジネスモデル構築に向け、当社が有する全叡智・機能を結集し、継続支援に当たります。」とコメントしています。
社会課題解決と地方創生を同時に実現する、革新的なプログラムに注目!
SIHプログラムは、社会課題解決と地方創生を同時に実現する、革新的なプログラムです。今後の展開に注目していきましょう。