ゴールドリボン奨学金
2025-06-02 11:22:33

小児がん経験者の夢を支える奨学金『ゴールドリボン奨学金』2026年度の募集始まる

小児がんを経験した学生のための支援



2026年春の入学を目指す小児がん経験者を対象にした「はばたけ!ゴールドリボン奨学金」の募集が始まりました。この奨学金は、経済的な理由により進学が困難な学生に対し、返還不要の給付型奨学金として月額4万円を提供します。公益財団法人ゴールドリボン・ネットワークが運営するこの制度は、進学を希望する高校3年生や既卒者を対象にし、6月2日から10月15日までの期間で20名程度を選考します。

1. ゴールドリボン奨学金の目的と特徴



この奨学金制度は、小児がんを経験した方々が進学を叶えるための一助を提供することを目的としています。具体的には、小児がんと診断された後、治療を経て進学を目指す学生に対して、経済面からのサポートが行われます。月額4万円の給付により、経済的な負担を軽減し、学生が学業に集中できる環境を整えることを目指しています。この制度は、2015年から始まり、年々奨学生数や給付額が増加している実績もあります。

2. 募集内容と選考プロセス



本奨学金は、18歳未満でがんにかかった高校3年生及び既卒者を対象とします。選考は2025年6月2日から10月15日の間に行われ、合格後に奨学生が決まります。特に、最大で3名の枠が、2024年元日に発生した能登半島地震の影響を受けた学生のために設けられているのも特徴です。このように、さまざまな事情を抱える学生への配慮がなされています。

3. 小児がん経験者が直面する社会的問題



日本国内で年間約2,000人から2,500人の子どもが小児がんと診断されている現状がある中、治療の進歩によって生存率は向上していますが、闘病生活の後遺症に悩む学生は少なくありません。晩期合併症の影響で、進学の支援が必要となる学生が多数存在しています。例えば、視力の問題や体調の不良からアルバイトができない学生が多く、経済的に難しい状況が続いています。このため、ゴールドリボン奨学金の存在がますます重要になっています。

4. ゴールドリボン奨学金の実績と社会的意義



本制度は、2025年度までの奨学生数が増加し続けており、現在では81名に上ります。奨学金の給付総額は累計で1億5,000万円を超える見込みです。これまでの奨学生からも、感謝の意が寄せられており、自らの経験を生かして社会に貢献したいと考える方々が多くいます。

5. まとめ



この奨学金制度は、将来の夢を持つ小児がん経験者にとって、経済的障壁を取り除く助けとなるものです。支援の手が差し伸べられたことで、彼らの未来が広がります。この機会を利用し、より多くの学生が夢を実現できるよう、情報の拡散が重要です。ぜひ、家族や知人に知らせ、必要な支援を受けられるよう協力しましょう。

ゴールドリボン奨学金の詳細については、下記のウェブサイトをご覧ください。


お問い合わせ先は、公益財団法人 ゴールドリボン・ネットワーク、お電話は03-5944-9922、メールは[email protected]まで。


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会社情報

会社名
公益財団法人ゴールドリボン・ネットワーク
住所
東京都豊島区西池袋2-21-8目白欅マンション204号
電話番号
03-5944-9922

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