株式会社吉匠建築工藝の画期的な点群技術
令和7年4月30日、株式会社吉匠建築工藝が革新技術の特許取得を発表しました。この特許は、建築および土木の領域で採用される新しい点群データ取得法に関するものです。従来の測量方法の限界を超え、より高精度なデータの取得と解析を可能にします。特に、これまで測量が難しかった深部や狭小空間なども3Dスキャナーを駆使することで、正確にデータを得ることができるようになったのです。
伝統と革新の融合
吉匠建築工藝は、伝統的な建築技術の継承と革新的な手法の融合を目指しています。この特許により、特に神社や古民家など、文化的価値の高い建物の測量を行う際、これまでにはない高精度かつ安全な方法が実現しました。手法の革新により、目視や立ち入りが難しい小屋裏や床下、天井裏などの部分でも、詳細な測量が可能となります。結果として、建物全体の実態を立体的に把握することができるようになりました。
精密なデータ合成
株式会社吉匠建築工藝は、3Dスキャナーで取得した多数の点群データを、独自の技術で統合・合成することに成功しました。この技術により、高精度な合成点群データが生成され、目視では確認しづらい構造の重なりや劣化個所をも忠実に再現した図面や3Dモデルが作成されます。これにより、修復・保存・調査・研究の場において、大いに役立つことが期待されています。
建築物の保存・修復の新たな手法
この特許により得られた高精度な3Dデータは、建築物の寸法や傾き、劣化状態をリアルに記録できるため、施工図や墨出し図の作成があらゆる面で確実になります。これが文化財の保存や修復の質を向上させ、さらには伝統建築の理解と技術伝承を支える新たな測量技術としてさまざまな応用が期待されます。
吉匠建築工藝の未来に向けた取り組み
吉匠建築工藝は、受け継がれてきた伝統的技術と現代の革新的な技術を融合させ、建築・土木分野における技術継承を推進しています。今回の特許取得は、同社の技術的な基盤を強化し、日本の建築文化の継続と発展に貢献するための大きな一歩です。
この新しい測量手法によって制作された「群拓」による3D画像は、視覚的な美しさと技術的な精密さを組み合わせた作品としても注目されており、観る人々に感動を与えます。
吉匠建築工藝について
吉匠建築工藝は、社寺建築、文化財、祭り屋台、古民家、伝統的工法住宅の設計・施工・修理を手掛けており、1975年に八王子市で創業しました。高度な技術力を持つ同社は、先端の3D計測技術を用いて、日本の建築史を読み解くための「群拓」プロジェクトにも力を入れています。詳しい情報は、公式サイトやプロモーション動画をご確認ください。
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会社概要
- - 社名: 株式会社 吉匠建築工藝
- - 本社所在地: 東京都八王子市川口町3555
- - 代表取締役: 吉川宗太朗
- - 事業内容: 社寺建築、文化財、祭り屋台、古民家、伝統的工法住宅の設計・施工・修理
- - 3D測量点群測量・モデリング
お問い合わせ先
株式会社吉匠建築工藝 PR 担当: 吉川宗太朗
TEL: 042-654-6003
MAIL:
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