コンサルタント副業の実態：新規事業開発とCxOが人気

コンサルタント副業の実態

アクシスコンサルティング株式会社が、同社のスポットコンサルティングサービス「コンパスシェア」を通じて行った調査結果をもとに、コンサルタントたちの副業事情が浮き彫りとなりました。副業は、特に新規事業開発やCxOが人気で、多くのコンサルタントがこの分野にシフトしています。

副業を行うコンサルタントは過半数

調査によると、コンサルタントの52％が現在副業をしているとの結果が出ました。副業の内容は多岐にわたるものの、84％が1〜3件の案件を同時に手がけており、週1〜2回程度のペースでウリとなるスキルを発揮しています。中には、6社以上の案件を並行して行っている人もおり、非常に多忙な様子が伺えます。

報酬の実態

副業による月収の中央値は10〜30万円で、これがボリュームゾーンとなることが確認されました。業務内容によってはCxOレベルまたはデータ分析などで高報酬が得られる傾向があります。特に2つ以上の業務を掛け持ちしているコンサルタントは、30万円以上の報酬を得ることが可能です。

魅力を感じる副業内容

調査においてコンサルタントが特に魅力を感じる副業内容は「新規事業開発」と「CxO」、「リサーチ・データ分析」の順に上がりました。また、76％のコンサルタントがスタートアップでのCxO経験に興味を持っていることも示され、キャリアの幅を広げる一助としたいという思いが見えます。

副業探しの重視点

副業案件を探す際には、最も重視される要素が「業務内容」で29.5％、それに続いて「柔軟な働き方」が27％であることが判明しました。コンサルタントたちにとって、仕事内容の魅力が最も重要であり、報酬の高さだけが決め手にはならないようです。しかし、「柔軟な働き方」が求められる背景には、本業との両立を考慮しているコンサルタントが増えていることが影響していると言われています。