外資系企業の会計業務を劇的に改善する「multibook」導入の全貌
外資系企業が日本法人での会計業務の効率化を図る中、株式会社サンライズ・アカウンティング・インターナショナルが「multibook」を導入し、その効果を実証しました。この導入により、業務負荷をなんと50%削減することに成功しています。具体的にどのような経緯でこの導入が進み、どのような効果がもたらされたのか、詳しく見ていきましょう。
サンライズの会計アウトソーシングの実績
サンライズは、1996年に設立され、長年にわたって会計業務のアウトソーシングを行ってきました。製造業からIT分野、そして中小企業から上場企業、さらには国内外を問わず多様なクライアントに対して高品質なサービスを提供しています。その背景には、約9割の企業でオンサイトでの経理実務を行い、経験豊富なスタッフが安定してクオリティの高いサービスを維持している点があります。
課題の発見と「multibook」導入の決定
導入前、サンライズが使用していた国産の会計システムでは、外資系企業向けに求められる通貨換算や海外本社向けの英文レポーティング作業が手動で行われていました。この手作業は煩雑で、ミスのリスクを内包しているため、業務の効率が非常に低くなっていました。さらに、管理会計や資金管理機能が乏しく、クライアントにとって便利なサービスを提供できる範囲に限界がありました。
こうした背景から、サンライズは多言語・多通貨に対応したグローバルクラウドERPである「multibook」の導入を決定しました。デモを観賞した際、その直感的な操作性と機能の多様性に魅了されたことが、導入の決め手となりました。
導入による具体的な効果
「multibook」を導入した結果、外資系企業の日本法人に対する経理業務の作業時間は50%も削減されることが実証されています。手作業で行っていた通貨換算や英文レポーティングが自動化され、業務がシンプルに進化したことが大きな要因です。また、そのシンプルな操作画面により、新人スタッフでもスピーディに業務を習得できる環境が整いました。
「multibook」の機能は豊富で、管理会計や資金管理のツールも充実しているため、サンライズとしても新たなサービスメニューをクライアントに提供することが可能になりました。これにより、さらなるビジネスの拡大が期待できます。
今後の展望
今後、サンライズは「multibook」を活用し、外資系企業の日本法人企業だけでなく、日本の企業の海外拠点向けのサービスも強化していく方針です。特に在外子会社に対する経理業務のサポートを充実させ、多国籍企業のニーズに応えるべく、業務改善と効率化を進めていく考えです。これにより、より多くの企業がグローバルな感覚で経理業務の運営が可能になることが期待されます。
まとめ
「multibook」の導入により、サンライズは外資系企業向けの会計業務効率を大幅に改善しました。この成功事例は、今後の会計業務において、デジタル化と効率化が不可欠であることを示唆しています。新しい技術を積極的に取り入れることで、企業の持続可能な成長を支援する姿勢が重要です。