放課後well-beingレポート
2023-03-24 16:05:41

135人のこどもたちの声から紐解く、放課後の課題と未来~『放課後well-beingレポート』発刊プロジェクト~

135人のこどもたちの声から紐解く、放課後の課題と未来



少子化が加速する現代において、子どもの声は社会に届きにくくなっているという現実があります。かつては、人口の約3人に1人が子どもであり、多くの人が日常的に子どもと関わっていました。しかし現在、その割合は10人に1人にまで減少。核家族化も進み、子どもと関わる機会は著しく減っています。

この現状を憂慮し、特定非営利活動法人Chance For All(CFA)は、地域の子どもたちの居場所となっている駄菓子屋「irodori」で、135人の小学生にインタビュー調査を実施しました。単なるアンケートではなく、じっくりと語り合うことで、子どもたちの本音を引き出しました。

こどもたちのリアルな声



調査で明らかになったのは、子どもたちが放課後をどのように過ごしているか、そして、その時間に対する彼らの感情です。多くの回答から、以下のような課題が見えてきました。

時間的制約: 習い事の多忙さ、親からの学習指導などにより、自分の時間を持てない子どもたちが多くいました。
人間関係: 友達と遊べない、友達関係に悩んでいる子どもたちがいました。
自己肯定感: 自分自身を否定的に捉え、自己肯定感が低い子どもたちが目立ちました。
将来への不安: 将来への展望が見えず、不安を感じている子どもたちが少なくありませんでした。

これらの声は、子どもたちの「well-being(幸福)」に深刻な影を落としていることを示唆しています。

『放課後well-beingレポート2023』



CFAは、これらの調査結果をまとめた『放課後well-beingレポート2023』を発行します。このレポートは、以下の章で構成されています。

第1章 概観: 小学生を取り巻く現状を多角的に分析
第2章 特集: こどもたちの声から見える放課後の現状
第3章 対話: アンケート・ヒアリングの結果から課題と原因を探る。幸福学研究者の前野マドカ先生、千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュート教授の原寛道先生を迎え、専門家の視点から考察
第4章 事例: 放課後のwell-beingを実現するための実践事例を紹介
* 第5章 提案: より良い放課後のあり方に向けた具体的な解決策を提言

レポートには、定量的・定性的な分析結果に加え、前野先生とCFA代表の中山氏の対談、原先生によるコラムも掲載。多様な視点から放課後の課題と解決策を探ります。

クラウドファンディングで未来を創る



CFAは、このレポートを学校関係者、自治体、有識者など、多くの人々に届け、放課後について考えるきっかけを創り出すことを目指し、クラウドファンディングを実施しています。

プロジェクト名: こどもの声を聴いた『放課後well-beingレポート』を広めたい
実施期間: 2023年3月7日~4月1日
受付場所: ReadyFor
目標金額: 100万円
使途: デザイン費、印刷・発送費、専門家謝金

皆様のご支援が、子どもたちの未来を明るく照らす一歩となります。

ReadyForプロジェクトページ

Chance For Allについて



CFAは、「生まれ育った家庭や環境で、その後の人生が左右されない社会の実現」というビジョンを掲げ、子どもたちの放課後の居場所づくりに取り組んでいます。東京都足立区・墨田区に学童保育施設9施設、フリースペース併設の駄菓子屋1か所を運営し、千葉大学などとも連携して、子どもたちの遊び場づくりにも取り組んでいます。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人Chance For All
住所
東京都足立区関原3-15-4
電話番号
03-6806-3313

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