特許庁が語るAIとDX時代に適応する産業財産権制度の未来

特許庁が解説するAI/DX時代の産業財産権制度

2025年9月1日（月）、日本計画研究所（JPI）は、経済産業省特許庁の髙瀬識之氏を招き、産業財産権制度の見直しについてのセミナーを開催します。このセミナーは、急速な技術革新を背景にした制度更新の必要性に焦点を当て、特許と意匠制度の新しい方向性を探る重要な機会となります。

セミナーの狙いと背景

昨今、デジタル技術が進展し、社会全体でデジタルトランスフォーメーション（DX）が加速する中、特に生成AI技術の進化が創作活動やビジネスモデルに大きな影響を与えています。これに伴い、既存の産業財産権制度も、時代の変化に対応するために見直しが必要です。特許庁では、このような背景を踏まえ、昨年から有識者委員会を設置し、議論を進めています。

このセミナーでは、以下のような重要なテーマが取り扱われる予定です：
1. AI技術に基づく特許制度上の対応
イノベーションを促進し、特許権の適切な保護を図るために、どのように特許制度を進化させていくのか。
2. 生成AI技術の進展に応じた意匠制度の改訂
新たなデザイン表現の保護も含め、意匠制度の適切な見直しの重要性について。
3. 国際的なビジネスにおける権利保護
グローバルに展開する企業にとって必要なネットワーク関連発明の権利保護とは。
4. 知的財産の侵害抑止策
誰でも安心してイノベーションを行える環境作りへの取り組み。
5. 仮想空間のデザインに関する意匠制度
デジタルコンテンツの増加に伴う新たな課題への対応。
6. 制度的措置についての提案
DX時代に必要な手続きの簡素化や効率化についての議論。
7. 質疑応答セッション
受講者からの疑問に対する直接的なフィードバックの場。
8. 交流会
講師や参加者同士のネットワーク作りを支援する時間。

受講方法と費用

セミナーは会場受講、ライブ配信、アーカイブ配信のいずれかの形式で参加可能です。参加費用は1名につき37,470円（税込）で、特典として、受講1名に対し同行者1名が無料で参加できます。また、地方公共団体からの参加者には特別料金が適用されます。

セミナー後は、講師に対する質問や連絡を取ることも可能であり、参加者同士のネットワーク構築や新たなビジネス創出に有益な機会となるでしょう。