ミラプロとビューラー・ライボルトオプティクス社の戦略的提携
株式会社ミラプロと独のビューラー・ライボルトオプティクス社が手を組み、画期的な眼鏡レンズ検査技術を開発することを発表しました。この提携によって、眼鏡レンズの生産工程において大きな革命が起こると期待されています。具体的には、ミラプロが開発した最先端のメガネレンズ検査技術にAIと高度な撮影技術を融合し、従来の方法では困難とされていた異常の検出を可能にしました。
技術革新による生産性の向上
新たな検査技術により、自動化された生産検査工程が実現し、生産性の向上や品質の安定化が図れます。ビューラー・ライボルトオプティクス社は眼科業界において広範な国際ネットワークを持っており、これにより世界市場での競争力を強化するトータルソリューションが提供可能となります。この提携を通じて、眼鏡レンズ業界全体の品質と生産効率が向上することが期待されています。
「HAWKAEYELシリーズ」の特長
ミラプロが提供する「HAWKAEYELシリーズ」は、 AIを搭載した眼鏡レンズ検査システムであり、以下の特長があります。
- - 多種多様なレンズに対応:様々なサイズや形状のレンズを検査可能
- - 検査工程のモジュール化:成形から最終検査までの柔軟な対応
- - 高精度の異常検出:表面や内部の異常を20μmまで識別
- - 全自動化の実現:異なるレンズ設定が不要で、スムーズな検査が可能
- - 精度向上のための学習機能:AIが独自に結果を学習し、検査精度が向上
人間による目視検査が主流だった眼鏡レンズ業界において、これまでの課題をAIで克服することが見込まれています。作業の自動化により、安定した高精度の品質管理が実現され、生産ラインの効率化が進みます。
MIDO | Milano Eyewear Showへの出展
さらに、ミラプロでは2025年2月8日から10日の間、イタリア・ミラノで開催されるMIDO | Milano Eyewear Showに共同出展します。この展示会は50年以上の歴史があり、眼鏡業界の最新トレンドや技術が集まる国際的なプラットフォームです。ミラプロはビューラー社のブースで「HAWKAEYELシリーズ」を展示し、眼鏡レンズ業界に向けて新しい検査プロセスの提案を行います。
ビューラー・ライボルトオプティクス社について
ビューラー・ライボルトオプティクス社はドイツに本社を構え、高度な薄膜真空コーティングソリューションを提供する企業です。精密光学の分野で高い評価を得ており、経験豊富なエンジニアが多様な産業ニーズに応えています。
ミラプロの今後の展望
ミラプロは1984年の創業以来、求められる技術を開発・提供し続けています。特に真空関連部品で卓越した技術力を誇り、眼鏡レンズ検査システム「HAWKAEYELシリーズ」の開発は新たな挑戦の一環です。今後もこの技術を他の分野に展開し、さまざまな生産プロセスに革命を起こすことを目指しています。ミラプロは、相互に補完し合うパートナーシップを活かして、業界の発展に大きく貢献していくでしょう。