アルフレッサ株式会社と大阪府による災害支援協定
近年、日本では様々な自然災害が発生しており、地域の医療体制が大きな影響を受けています。こうした中、アルフレッサ株式会社(以下「アルフレッサ」)が、大阪府との間で医療提供体制を強化するための協定を締結しました。この取り組みは、大規模災害に備えた「災害支援コンテナファーマシー」の運用を中心に展開されます。
協定の背景
アルフレッサは、東京都千代田区に本社を置き、医療用医薬品を扱う卸売業者として知られています。グループの理念「すべての人に、いきいきとした生活を創造しお届けします」に基づき、社会や環境に対する責任を果たしながら、医薬品の安定供給を目指しています。特に、地域医療への貢献が重要な課題と捉えられています。
近年の豪雨や地震の多発に伴い、アルフレッサは2023年に、運搬と耐久性に優れた「コンテナファーマシー」を開発しました。この設備は、医薬品の迅速な供給が必要とされる状況において、柔軟に対応できる機能を備えています。これまでにも静岡県藤枝市と協力し、災害時における医療活動の支援に取り組んできました。
大阪府での実施
大阪府では、令和7年度に「地域で活躍する薬剤師の確保を推進する事業」が計画されており、コンテナ型の調剤設備を導入して研修を行うことが決定しています。これにより、薬剤師たちの専門性を高め、在宅医療や災害対応に関するトレーニングを実施します。
アルフレッサはこのプロジェクトにおいて、藤枝市で蓄積した経験を生かし、同社が提供するコンテナファーマシーの導入を進めています。これにより、大阪府の医療提供体制が一層強化されるでしょう。
協定の詳細
この協定は、2026年1月16日から開始され、2032年3月31日までの期間で実施される予定です。
アルフレッサによる活動内容
- - コンテナファーマシーの管理:アルフレッサの大阪物流センターで維持管理を行います。
- - 研修実施:コンテナファーマシーを利用した研修を開催します。
- - 利用要請への対応:大阪府各機関からのリクエストに応じた対応を行います。
- - 大規模災害時の支援:大阪府の指示に従い、充填されたコンテナファーマシーを救護所に運搬・設置します。
コンテナファーマシーの特徴
コンテナファーマシーは、貨物用コンテナを改造したもので、自動分割分包機や電子天秤などの医療機器が搭載されています。トラックで容易に移動可能で、強固な構造により、大雨や強風にも耐えることができます。
特に、発電機や水タンクが内蔵されており、ライフラインが復旧次第、長期間にわたって医療活動を支援することができます。また、災害救助法が適用される地域で発行される「災害処方箋」にも対応するため、被災者への医療提供がスムーズに行える体制が整えられます。
まとめ
アルフレッサ株式会社と大阪府の連携は、災害時の医療提供体制を強化する重要な一歩です。両者は協力して、地域社会の健康を守るための取り組みを進めていくことで、人々が安心して暮らせる未来を実現していくことを目指しています。