京都での環境意識を高めるプレイベント、食品ロスをテーマにした花壇づくり

環境意識を育む花壇づくり

京都府亀岡市では、2025年の全国都市緑化フェアに向けたプレイベントが、10月19日に開催されます。本イベントは「食農と環境そしてアートで輝く『京都丹波』」をテーマに、地域の子どもたちに環境について考える機会を提供します。具体的には、京都府立農芸高等学校の生徒たちが育てた花苗を用いたワークショップが行われる予定です。

プレイベントの目的

このプレイベントは、参加者に食品ロスや環境問題を考えるきっかけを提供することを目的としています。来年の緑化フェアのための資源循環を意識した取り組みとして、食材から生まれる粘土を材料とするアート作品の制作が行われます。

ワークショップの内容

当日は「アグリフェスタ2025」会場で、食品残渣を主成分とする有機粘土「めぐる粘土」を使用したワークショップが行われます。この粘土は土に戻り肥料として再利用されるため、子どもたちは遊びながら資源循環について学びます。参加者は、自由に粘土作品を作り、京都・亀岡保津川公園に続く花壇に設置されます。

京都府立農芸高等学校との協力

特に注目すべきは、このワークショップが京都府立農芸高等学校の生徒たちによって指導されることです。彼らは自ら育てた花苗を提供し、植栽のコツを教えることで、地域の子どもたちと直接触れ合うことができます。地域の高校生がこのフェアの担い手として活躍する姿は、次世代の育成にもつながります。

イベント概要

- 日時: 令和7年10月19日（日）10:00～15:00
- 場所: かめきたリバーサイドパーク（アグリフェスタ2025会場）
- 参加費: 500円
- 申込方法: 当日受付（予約不要、先着順）

花言伝とは

また、「城跡芸術展2025」会場では「花言伝（はなことづて）」というメッセージを集める活動も行われます。来場者は自由に「京都丹波フェアを通じてこんな社会になればいいな」といったメッセージを書き、作品として応募します。この取り組みは、地域の期待や希望を集約し、来年のフェアをより彩り豊かにするためのものです。

大切な循環型社会の実現へ

全国都市緑化フェアは、過去から続く日本最大級の「花と緑の祭典」として、私たちに「緑」の重要性とそれを守る知識を学ぶ場を提供してきました。2026年には、京都丹波の自然と文化を生かした新しいモデルが生まれることが期待されます。この機会を通じて、持続可能な社会の実現に向けた一歩を踏み出しましょう。

このプレイベントを機に、参加者は楽しむだけでなく、地球に優しい未来に向けた意識を育むことができるのです。