ダウン症スイマー村井海人が新たな挑戦へ、アヴニールとの提携発表

村井海人の新たな挑戦

ダウン症を抱えるスイマー、村井海人選手が、エージェント会社アヴニールとのパートナーシップ契約を結んだことが発表されました。村井選手は、11歳の頃から水泳を始め、以来、知的障害者の日本選手権に12回連続で出場するなど、アスリートとしてのキャリアを築いてきました。特に、2019年からは国内においてダウン症区分が設定され、自らの目標である世界レベルでの活躍に向けた基盤が整いました。

村井選手は、第25回日本知的障害者選手権水泳競技大会において、50mおよび100mの背泳ぎで初代日本チャンピオンに輝くなど、数々の大会で素晴らしい成績を収めてきました。特に2018年にはカナダで開催された世界ダウン症水泳選手権で短水路アジアレコードを樹立するなど、彼の名は国際的にも知られる存在です。

アヴニールは、これまで多くのハンデキャップを持つエンターテイナーを輩出しており、そのノウハウを活かして村井選手のエージェント業務を担当します。彼は創造性豊かな表現者としても活躍しており、SalesforceのCMや東京パラリンピック閉会式のパフォーマンスにも出演しています。今後、アヴニールと共にハンデキャップの有無にかかわらず、多様な表現の場を作り出していくことを目指しています。

村井海人選手の思い

村井選手は、「僕はみんなを幸せにしたい」とコメントし、そのスタンスを明確にしています。この言葉には、彼自身の競技を通じた夢や目標が込められており、他者を幸福にすることが自身の使命であると感じていることが伝わります。彼の活動は、障害を超えて多くの人々に希望を与えることでしょう。

村井海人選手のプロフィール

村井海人選手は1997年7月19日に東京都で生まれました。11歳から水泳を始め、現在まで多くの大会で優勝を重ね、ダウン症スイマーとしてだけでなく、一流の選手としても成長してきました。彼のInstagram（@kaito5487）やX（@back_kaito）などのSNSでは、競技だけでなく日常の様子を発信しており、ファンからの支持を集めています。