クラウドSIM技術を駆使した新しい翻訳機『AI air』の誕生
最近、ETモバイルジャパンの子会社であるいるかラボが全く新しいAI翻訳機『AI air(エーアイ・エアー)』を発表しました。この製品は、最先端のクラウドSIM技術を搭載し、海外旅行やビジネスシーンでの言語の壁を取り払うことを目指しています。
1. クラウドSIMの利点
通常、海外に行く際にはその国専用のSIMカードに交換する必要がありますが、『AI air』はクラウド上で複数の通信キャリアのSIM情報を管理しています。このため、利用者は身をかがめてSIMカードを取り替えることなく、滞在国に応じた最適なSIMを自動で選択できるのです。内蔵されたGPS機能が自動的に現在地を認識し、利用国に適合したURLを導きますので、ユーザーの手を煩わすことはありません。
2. 簡単で直感的なAI翻訳機能
『AI air』のもう一つの大きな特徴は、そのAI翻訳機能です。日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語に対応しており、将来的にはさらに多くの言語に対応予定です。翻訳モードは音声で簡単に切り替え可能で、複数のボタンを押す必要がなく、話すだけでその言語を理解してくれるのです。
2-1. ボタンを押すだけで
翻訳モードを設定しておけば、「翻訳ボタン」を押しながら話すだけで相手の言語に自動的に翻訳されます。従来の翻訳機とは異なり、面倒なボタンの操作が不要で、ストレスを感じることなく会話が進行できます。また、専門用語も自由に登録できるため、業種を問わず活用できるのも嬉しい点です。
3. コストパフォーマンス
『AI air』は、AI翻訳機能を単独で使用する場合は通信料が発生せず、WiFiルータとして使用する場合も、他の持ち運び型WiFiと比べてリーズナブルな料金設定です。特定の国で必要なデータ通信プランをアプリから簡単に購入でき、1年間の利用も可能と、長期旅行やビジネス出張にも最適です。
4. 利用シーンと市場展開
多様な利用シーンが想定されている『AI air』は、海外旅行や出張だけでなく、訪日外国人とのコミュニケーションでも活躍できます。希望小売価格はオープン価格ですが、店頭参考価格は69,800円(税別)です。初年度に1万台の販売を計画しており、全国の量販店や法人向けの代理店ルートを通じて広く展開される見込みです。
5. いるかラボのビジョン
いるかラボは、訪日外国人向けのWiFiルータレンタル事業を展開するETモバイルジャパンの子会社として設立されました。市場ニーズに応じた商品化を進めており、AI airを通じて言語の壁をなくし、より多くのコミュニケーションの機会を提供することを目指しています。
詳細については、
いるかラボの公式サイトや、
ETモバイルジャパンの公式ページを訪れて確認してみてください。
この新たな技術を駆使した翻訳機『AI air』が、国内外を問わず多くの人々のコミュニケーションを円滑にする一助になることを期待しています。