生物多様性COP16速報をテーマにしたIISEウェビナー開催

2023年11月14日、国際社会経済研究所（IISE）は、現代社会の重要なテーマである生物多様性についてウェビナー「生物多様性COP16速報」を開催します。このウェビナーは、持続可能な未来を築くための知見を共有する場として、多くの関心を集めています。

ウェビナーの背景には、企業がネイチャーポジティブな活動に注目している現状があります。生物多様性に関する国際的議論が高まる中、その関心は急速に拡大しており、様々な企業が生物多様性の重要性を認識し始めています。特に、2022年に採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」や、2023年に公開された「TNFD最終提言v1.0版」は、企業が事業活動を自然との関係で再評価するきっかけとなっています。これにより、多くの企業が依存、影響、リスク、機会の指標を用いて事業活動と自然との関係を分析し、その結果を公表する動きが始まっています。

今回のウェビナーでは、10月21日から11月1日にコロンビアで開催される生物多様性条約第16回締約国会議（COP16）の報告が行われます。実際に現地を訪れ、出席したNEC/IISEの担当者から最新情報が届けられます。この機会を通じて、参加者は国際的な議論の現状や、それに対する企業の取り組みについてリアルタイムで理解を深めることができます。

登壇者には、NECの環境経営統括部の岡野豊氏と、国際社会経済研究所の篠崎裕介氏が名を連ねています。岡野氏は多くの経験を持ち、長年にわたり環境問題に取り組んできた専門家です。一方、篠崎氏は新規事業開発と環境分野のリーダーシップ活動に携わっており、特にTNFDレポートの作成に関与しています。両者が生物多様性の重要性や企業に求められる役割について詳しく語ることでしょう。

また、ウェビナーは参加者との対話の場でもあり、参加者が自身の意見や質問を通じて議論に参加することが奨励されています。生物多様性に関する知識を深める貴重な機会として、多くの人々の関与が期待されています。

さらに、事前申し込みが無料で行えることもこのウェビナーの特徴です。参加希望者は、IISEの公式サイトや専用リンクから申し込みが可能です。

このウェビナーは、生物多様性に対する理解を深め、企業がネイチャーポジティブな未来を考える一助となります。参加することで、未来の社会価値創造に寄与する機会を得ることができるでしょう。

私たち一人ひとりが自然とどのように関わっていくのか、そしてそれが未来にどう影響を与えるのかを考える時間を共に持ちましょう。ぜひ、多くの方の参加をお待ちしております。

● 開催概要