SpeedPox、次世代エレクトロニクスの未来を大阪で示す
オーストリアの革新企業、
SpeedPoxが、9月17日から18日の間に大阪で開催される
Global Startup EXPO 2025に出展します。この出展は、日本貿易振興機構(JETRO)からの招待を受けて実現したもので、海外スタートアップの中から選ばれた20社の一つとしての参加です。
先進的エポキシ樹脂の紹介
SpeedPoxは自社の優れたエポキシ樹脂、特に
一液型エポキシ樹脂の技術をアピールします。この樹脂は、UVによる超高速硬化と低温での熱硬化の両方に対応しており、これにより製造現場では高い柔軟性と高スループットを実現可能です。これまでの技術よりもエネルギー効率が高く、製造過程での廃棄物を削減することにも特化しています。
SpeedPoxのCEO、
マヌエル・ハートル氏は「この選出は私たちの技術への評価であり、私たちが日本の製造業との長期的な協業を目指す重要なステップです」と述べています。日本のエレクトロニクス業界のノウハウと自社の革新性を結集することで、次世代のグローバルスタンダードを共に築きたいと意気込みを示しています。
プロセスの革新
新たなアプローチとして、SpeedPoxは「オンデマンド硬化」を提唱しています。これは、樹脂内で外部刺激が届かない部分でも反応が進行する「シャドウ硬化」を実現する技術です。これにより、後硬化工程を必要としないため、製造プロセスを大幅に簡素化することが可能です。
製造業における大きな利点として、以下の点が挙げられます:
- - 高速硬化:数秒から数分で硬化するため、時間を大幅に短縮。
- - シンプルなプロセス:一液型で混合の必要がなく、常温での長時間使用が可能。
- - エネルギー効率の向上:最大99%のエネルギー削減を実現。
- - 持続可能な処方:環境への配慮にも配慮した素材。
製品ポートフォリオの展望
SpeedPoxは、エレクトロニクス分野向けの様々な製品群を展開しています。例として、ポッティング用の
SPEEDPOX(R) Protexや、導電性接着剤の
SPEEDPOX(R) Connex、さらには導電性インクの
SPEEDPOX(R) Linxを挙げることができます。これらの製品は、業界内での幅広い用途に対応し、日々の製造工程を支える重要な要素となっています。
未来のビジョン
SpeedPoxは2025年にも日本に来る予定で、ハイレベルな日本の技術者たちと協力し、革新の可能性を模索していきます。EXPOではライブデモンストレーションを行い、参加者と直接交流する機会も設けています。また、来場が難しい企業には個別対応も行い、幅広いネットワークの構築を目指しています。
このような活動を通じて、SpeedPoxは日本のパートナー企業との連携を強め、エレクトロニクス製造の未来を共に創り出していくことを目指しています。ぜひ、EXPO会場に足を運び、その目でSpeedPoxの技術に触れてみてください。