キヤノンMJ、Valpasに出資
2024-06-27 16:54:13

キヤノンMJ、CVCファンドでトコジラミ対策IoT企業Valpasに出資 - 旅行業界の課題解決へ

キヤノンMJ、CVCファンドでトコジラミ対策IoT企業Valpasに出資 - 旅行業界の課題解決へ



キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)は、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」を通じて、フィンランドのスタートアップ企業Valpas Enterprises Oy(以下、Valpas)に出資しました。

Valpasは、ホテルなどのホスピタリティ業界向けに、IoTを活用したトコジラミ捕獲デバイスとソフトを開発する企業です。近年、トコジラミは世界的に問題となっており、日本でも海外からの旅行者増加に伴い、その被害が拡大しています。

Valpasの開発したIoTデバイスは、トコジラミの誘引・捕獲・駆除を行い、宿泊客への被害を未然に防ぐことで、宿泊機会の損失回避とブランドイメージ向上に貢献します。また、殺虫剤などの薬剤を使用しないため、環境への負荷低減にもつながります。

キヤノンMJグループは、未来志向で社会課題を解決するために、新たな事業の創出に取り組む専門組織「R&B(Research & Business Development)推進センター」を2024年1月に設立しました。同センターでは、スタートアップ企業や教育機関、行政と連携し、オープンイノベーションを推進しています。

「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」は、Well Being(ウェルビーイング)とBusiness Transformation(ビジネストランスフォーメーション)の2分野を投資領域としており、今回の出資では、「Life Purpose(精神的な豊かさを通じて、誰もが健康で生きる活力を感じられるサービスの創出)」と「Regional Regeneration(地域の可視化・再認識と地域発の事業の創出)」の実現を目指しています。

キヤノンMJは、Valpasの事業が旅行客の安心安全、ホスピタリティ産業の持続的な発展に寄与することを期待し、今回の資金調達に参画しました。

本出資を通じて、キヤノンMJグループは「安心安全でサステナブルな旅行・観光の実現」というテーマで新たな事業の創出を目指します。また、キヤノンMJグループの顧客基盤を活かした本ソリューションの日本市場への事業拡大支援など、多面的なサポートにより、Valpasの事業成長に貢献していきます。

Valpasについて



Valpasは、2017年1月に設立されたフィンランドのスタートアップ企業です。同社は、ホテルなどのホスピタリティ産業向けに、IoTを活用したトコジラミ捕獲デバイスとソフトを開発しています。Valpasのデバイスは、トコジラミの被害を未然に防ぐことで、宿泊客の安心安全とホスピタリティ産業の持続的な発展に貢献します。

Canon Marketing Japan MIRAI Fundについて



「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」は、キヤノンMJとグローバル・ブレイン株式会社が共同で運営するCVCファンドです。2024年1月29日に設立され、ファンド規模は100億円です。

本ファンドは、Well BeingとBusiness Transformationを実現する事業・サービスを持つ国内外の全ステージのスタートアップ企業に投資を行っています。

今後の展開



キヤノンMJは、今回の出資を通じて、Valpasの事業成長を支援し、安心安全でサステナブルな旅行・観光の実現を目指します。今後の事業展開については、キヤノンMJグループの「R&B」ホームページで公開していく予定です。


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