スイスブランド『On』が篠原倖太朗選手と契約
スイスのスポーツブランド『On』が、2025年1月から屋外5000mの日本人学生最高記録保持者である篠原倖太朗選手とのアスリート契約を結びました。篠原選手は、4月から富士通に加入し、新たな挑戦を始めることとなります。
篠原選手は、駒澤大学陸上競技部でキャプテンを務め、長距離を専門とする優れたランナーです。彼は昨年9月に5000mで日本人学生最高記録となる13分15秒70を記録し、また10000mでは27分35秒05、ハーフマラソンでは59分30秒を達成しています。このような輝かしい実績は、彼が大学時代に築いてきたものです。
大学三大駅伝では、1年生からメンバーに選ばれ、4年時にはチームのリーダーとして活躍。他の選手と共に、出雲駅伝や全日本大学駅伝などで素晴らしい成績を残し、今年の駅伝でも2区を担い、抜群のパフォーマンスを見せました。特に、香川丸亀国際ハーフマラソンでは、59分30秒という素晴らしいタイムで、日本記録を上回る結果を残し、学生生活の集大成を飾りました。
4月から富士通の陸上競技部で新たなスタートを切る篠原選手は、駒澤大学の総監督である大八木氏の指導を受け、東京で開催される世界陸上や2028年のロサンゼルスオリンピックを目指します。初戦となるのは4月12日熊本での第33回金栗記念選抜陸上中距離大会で、5000mに出場予定です。『On』は、彼のトラックやロードでの熱い走りを全力でサポートします。
篠原選手は、「Onの素晴らしいプロダクトに感銘を受け、共に挑戦することを決めました。東京世界陸上に日本代表として出場するのが今年の最大の目標です」とコメントしています。彼の情熱と意欲は、期待を大きく超えるもので、今後の競技生活にも注目が集まります。
また、Onアスリートマネジメントのスティーブ・デコーカー氏は、「篠原選手を新たなメンバーとして迎えられることを喜ばしく思います。彼は exceptionalな才能を持ち、高い目標に向かって邁進する姿勢がOnの精神を体現しています」と篠原選手の健闘を期待しています。
Onは、2010年にスイスアルプスで設立されたスポーツブランドで、「動くことで人の心に火を灯す」という理念のもと、ランニングやアウトドア、トレーニングなど多岐にわたる製品を開発しています。特に、CloudTec®やLightSpray™などの革新技術が支持され、現在は60か国以上で展開しています。
また、Onの旗艦店である原宿のキャットストリートには最新のシューズが揃い、コミュニティ活動にも力を入れています。篠原選手とOnのコラボレーションは、今後の日本のランニングシーンに新たな風をもたらすことでしょう。彼の成功を応援し、未来への挑戦が実を結ぶことを期待しています。