横浜三溪園の旧燈明寺三重塔保存プロジェクトが始動!
横浜市に位置する国指定名勝の日本庭園、三溪園は、明治末から大正末にかけて実業家・原三溪によって造成されました。この庭園は、地域住民に安らぎと癒しを提供し、横浜の歴史と文化が感じられる貴重な観光資源です。そして、三溪園のシンボルとなっているのが、1457年に建立された旧燈明寺三重塔です。この塔は、関東地方で最も古い重要文化財の一つで、現在、その保存と次世代への継承を目指したプロジェクトが始まりました。
クラウドファンディングの概要
2023年10月3日より、「ふるさとチョイス」にてクラウドファンディング型のふるさと納税が開始されます。このプロジェクトは、旧燈明寺三重塔の保存に必要な資金を集めることを目的としています。寄附をしていただいた方には、三溪園での特別なお食事体験や文化体験、さらに三溪園のオリジナルグッズなど、魅力的な返礼品を用意しています。皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。
三溪園の魅力
三溪園は、約175,000㎡の広さを誇る日本庭園で、緑に囲まれた静かな空間が広がっています。横浜の喧騒を忘れ、リラックスできる場所として多くの来園者に親しまれています。また、園内には京都や鎌倉から移築された歴史的建物もあり、四季折々の自然との調和が美しい景観を作り出しています。様々なイベントも開催され、年間を通じて多くの人々が訪れます。
旧燈明寺三重塔について
旧燈明寺三重塔は、室町時代に建てられた日本の木造建築の傑作です。移築先の三溪園では、坂の上に立ち、その安定感と重厚感で訪れる人々を魅了しています。塔は、地元の名刹から移築されたもので、戦後には台風の被害を受けつつも、重要な文化財としての役割を果たし続けています。しかし、経年劣化や環境要因から、修理が必要な状態です。この塔の美と歴史を未来に残すためにも、様々な修繕が求められています。
保存プロジェクトの内容
このプロジェクトは、文化財を未来へ受け継ぐための重要なステップです。保存作業は2026年から始まり、耐震診断や補修工事等を段階的に進めていく予定です。修繕作業は、ただ単に古い建物を直すのではなく、過去と未来をつなぐ意味のある取り組みです。このプロジェクトでは、職人たちが室町時代の技術や美意識を尊重しながら作業を行い、その結果、新たな命を吹き込まれることを目指しています。
皆様の支援が必要です
この取り組みは、単なる文化財の修復ではなく、歴史を未来へつなぐ重要な物語です。皆様の寄付が、三溪園の文化財への愛情の証となります。今回は特に旧燈明寺三重塔の修理に寄付金を活用し、その魅力を次の世代に継承することを目指しています。三溪園の保存活動へのご支援と、ご賛同を心よりお願い申し上げます。
まとめ
三溪園の壮大な歴史と、そこに宿る文化は、未来の世代に引き継がれる価値があります。古き良き時代の面影を保ちながら、新しい視点で庭園を育てていくために、みんなの力が必要です。ぜひ、この機会にご支援をいただき、共に未来を見守っていきましょう。