紅ゆずるが語る《シンデレラ》トークイベント
2024年の夏、東京の東劇で特別なトークイベントが開催されました。主役は女優の紅ゆずるさんで、METライブビューイングのアンコール上映作品《シンデレラ》についてのトークが行われました。このイベントは、オペラの魅力を感じてもらう機会となり、多くのファンが集まりました。
トークイベントの概要
8月25日、東劇で行われたこのイベントでは、紅ゆずるさんが特別ゲストとして登壇しました。彼女は宝塚歌劇団の星組で男役トップスターとしての経歴を持っており、退団後も多岐に亘って活躍しています。今回のトークでは、彼女の男役の経験を基に、オペラ《シンデレラ》に登場するズボン役の魅力を語ることが大きなポイントとなりました。
感動を表現する初めてのオペラ
紅さんは冒頭で「オペラは大変初心者ですが、感じたことをお話しできれば」とコメントしました。彼女にとってオペラは新しい体験であり、見応えのある映像でした。「めちゃくちゃ楽しかった。衣裳もかわいくて、セットも素敵。オペラに対する固定観念が崩れました」と興奮気味に語ります。この言葉から、オペラに対する風通しの良さと新たな関心が伺えます。
ズボン役の新たな魅力
特に彼女が注目したのは、《シンデレラ》に出てくるズボン役というキャラクターでした。「かわいいし、かっこいい。母性本能をくすぐる」とその魅力を熱く語り、「皆さん絶対はまります」と自信を持って言います。物語についても、「これまではシンデレラが主軸という印象でしたが、王子様の視点からも楽しめる作品」と新しい視点での観賞を促します。
宝塚との共通点
さらに、紅さんはオペラと宝塚歌劇団の共通点を感じている様子で、「男性では出せないまろやかさがある」と語りました。彼女の男役トップスターとしての経験が、ズボン役への理解を深める一因となったようです。そして、王子役を演じるエミリー・ダンジェロについても「似合っている。もう完璧」と絶賛し、次シーズンでの舞台も楽しみにしている様子でした。
映像と生の舞台
紅さんはライブビューイングの特長を語りつつ、生の舞台の魅力も忘れませんでした。オペラ、特にMETライブビューイングは、新たな観点から楽しむことができる作品が揃っており、今後の舞台出演予定も紹介され、ファンを楽しませていました。イベントは大きな盛り上がりの中で幕を閉じました。
METライブビューイングの行程
METライブビューイングのアンコール上映は、8月23日から9月26日まで東京の東劇で行われ、さらに大阪、神戸、名古屋でも同様に上映されます。これにより、多くの地域のファンが質の高いオペラを体験する機会に恵まれます。
Conclusion
今回のトークイベントは、オペラの新たな魅力を発見するだけでなく、紅ゆずるさんの視点が新しい風を吹き込む場となりました。これからも、さまざまな舞台やイベントで彼女の活動に期待が高まります。