オーツー・パートナーズとFFG、地域経済を支える新たな提携を発表

オーツー・パートナーズとFFG、新たな提携の意義

株式会社オーツー・パートナーズが、ふくおかフィナンシャルグループ（以下、FFG）と2025年に資本業務提携を結ぶことを発表しました。この提携は、両社の強みを結集し、地域経済の発展に寄与することを目指しています。

提携の背景

オーツー・パートナーズは、2023年12月以降、FFGの製造業ビジネスを支援してきました。FFGの関連企業であるFFGインダストリーズにおいても、同社の製造業エンジニアが伴走し、新たなビジネスモデル構築に向けたサポートを展開。特に、半導体業界においては、大手メーカーとの提携を進めることで、確固たる実績を積み重ねています。さらに、新工場建設に対する総合支援サービスも展開し、地域のニーズに応えています。

地域課題への対応

九州の地場産業は、半導体や自動車など急速に変化する産業構造において競争力向上が求められています。オーツー・パートナーズとFFGは、地域産業の持続的な発展を実現するために、より長期的かつ戦略的な協力関係を築く必要があると認識しています。これにより、グローバルに通用する企業としての姿を提唱する「グローバルコアトップ（GCT）企業」の創出を目指しています。

GCT企業の定義と目指す姿

GCT企業とは、コアな技術や戦略を持ち、グローバル市場で価値を提供できる企業のこと。オーツー・パートナーズは、このGCT企業を地域から生み出し、持続的な競争力を発揮することが地域社会における重要な役割を果たすと信じています。この認識をもとに、地域社会や経済、とりわけ製造業の成長を支えるべく、両社が連携していく方針を示しています。

提携によるさらなる新機軸

本提携を通じて、オーツー・パートナーズとFFGは、金融、技術、コンサルティングの三位一体型支援を展開し、地域ごとの企業が抱える課題に寄り添ったソリューションの提供を目指します。具体的には、金融機能を持つFFGのネットワークを活かし、製造業界へのコンサルティングとエンジニアリングの専門知識を融合させ、新たな価値を創出することに努めます。また、戦略的人材交流プログラムを設け、職種を超えた能力を持つ人材の育成にも力を入れます。

各社の特徴と今後の展望

オーツー・パートナーズは、高度なコンサルティングサービスを提供し、生産性の向上や新たな価値の創出を実現する企業です。一方FFGは、地域金融機関として広範なネットワークと豊富な経験を誇ります。両社が連携することで、地域における産業クラスターの形成を進め、真の「ゆたかさ」を追求することが双方の共通目標となります。この提携は、九州地域において新たな可能性を切り開くうえで、非常に重要なステップとなることでしょう。