広島の学生と企業をつなぐ新たなプラットフォームが誕生

広島県の広島Law＆Business専門学校と株式会社ガジリオンが、キャリア教育及び採用DXの促進に関する包括連携協定を締結しました。この協定の主な目的は、広島県内の企業と学生との接点を強化し、地元での就職率を向上させることです。具体的には、企業は学生に対して直接的にアプローチできる新しいプラットフォーム「ABC」を通じて、ダイレクトに声をかけることが可能になります。

新しいプラットフォーム「ABC」とは

株式会社ガジリオンは、これまで育成してきたプラットフォームを正式にリリースし、企業と学生のコミュニケーションを活性化する取り組みを進めています。これまでの採用プロセスでは、企業と学生の接点は主に就職活動に依存していたため、密な対話が難しい側面がありました。しかし「ABC」を活用することで、情報提供やカジュアルな面談を通じて、学生と企業の相互理解を深めることが期待されています。これにより、早期の対話の機会を創出し、地元企業への就職マッチングを促進することを目指しています。

連携協力項目

新たな協定には、具体的な協力項目として以下が含まれています：
1. キャリア教育の推進
2. 地域定着と仕事理解の促進
3. 雇用機会の創出と採用DXの推進
4. 地域における共創の推進
5. 人材育成
6. 学術研究の振興
7. その他産学連携活動への寄与

このような幅広い協力を通じて、学生はキャリア形成の機会を得ることができ、企業側も地域の若者に目を向けやすくなります。

キャリア座談会も開催

協定の発表に伴い、10月31日には学生向けのキャリア座談会が開催される予定です。この座談会では、学生たちが企業との交流を深め、自身のキャリアについてより具体的なイメージを膨らませることができる貴重な機会となります。

学校法人古沢学園の取り組み

広島Law＆Business専門学校は、1979年に設立され、公務員受験科やカフェビジネス科、経営ビジネス科、法務ビジネス科など多様な学科を有する教育機関です。これまで高い就職実績を誇り、少人数制を活かしたきめ細やかなキャリアサポートを行っています。学生一人ひとりに適した学習環境を提供し、質の高い人材を育てることを目指しています。

ガジリオンの教育への視点

株式会社ガジリオンは2023年に設立され、収益の一部を教育振興に寄付するともに、学生と企業をつなぐチャリティサービス「ABC」を開発してきました。「ABC」は企業と学生とのカジュアルな対話を促進し、納得のいく採用プロセスを実現することを目指しています。これは、社会問題の解決と経済的利益の両立を目指す「ゼブラ企業」としての理念に基づいています。

このような新たな取り組みは、広島の地域活性化や若者の定着を促進するための重要なステップとなることでしょう。今後の展開にも大いに期待が寄せられます。