株式会社フォーバル、岩国市と手を組み地域課題解決へ向けた進出協定を締結

株式会社フォーバルと岩国市、地域活性化に向けた協定を締結

2025年11月4日、株式会社フォーバルが岩国市との企業進出協定を締結した。この決定は、フォーバルが掲げる「新しいあたりまえ」で新たな世界を創るという理念に基づき、地域課題の解決や住民サポートへ向けての大きな第一歩となる。

協定の背景と目的

フォーバルは4年前から高齢者を対象とした生活支援のデジタルトランスフォーメーション（DX）に取り組んできた。特に、令和5年度には山口県の事業「やまぐちデジタル実装モデル創出業務」において、岩国市と共同で「きづなパートナー事業」の実証を実施し、地域におけるデジタル化の必要性と可能性を探ってきた。

令和7年度からは、本格的な事業展開に向けた準備を整え、岩国市が提供するレンタルオフィスを活用したビジネスの展開を開始する予定である。さらに、九州・中四国カンパニーにおいても地域企業のデジタル化支援事業を受託し、協定締結に至った。

協定内容の詳細

進出協定には、以下のような協力内容が含まれている。

- 住民向けDX支援：高齢者支援のためのクラウド型システムを企画・開発し、運用・保守のサービスを提供。
- 自治体向けGDX支援：行政業務の効率化を図り、デジタル化を推進するソリューションを導入。
- 地元中小企業のGDX支援：デジタル化を推進するためのコンサルティングやツールの提供を行う。
- 自治体課題の解決：地域に特化したセンター機能を持ち、地域課題解決に向けた取り組みを実施。

これらの活動は、岩国市が掲げる「7つの施政方針」にも合致し、地域住民や企業、自治体が協力し合いながら持続可能な社会の構築を目指す。

各関係者の期待の声

山口県産業労働部企業立地統括監の藤村和也氏は、フォーバルの進出によって新たな雇用が生まれ、地域のデジタル化が進むことに期待を寄せている。また、岩国市長の福田良彦氏は、高齢者支援に関する取り組みが家族や介護施設の職員の負担軽減につながることを強調し、フォーバルとの連携を通じて新しい常識が生まれることに期待を寄せた。

フォーバル代表の中島將典氏も、この協定を地域課題の解決へ向けた新たな起点として位置付け、クラウド型高齢者支援システムや自治体向けの支援を通じて、持続可能な社会を構築する意義を強調した。

株式会社フォーバルの企業情報

フォーバルは、ESG経営を推進する企業ドクター集団であり、中小企業向けのコンサルティングサービスを提供している。特に、情報通信や環境、人材育成に特化した取り組みを行っており、地域経済を活性化させることに力を注いでいる。

この進出協定が示すように、フォーバルは単なる企業の利益追求にとどまらず、地域社会との共生を目指し、持続可能な未来を切り開く重要な役割を果たす存在であり続ける。

詳細はフォーバルの公式ウェブサイトで確認できる。