実践女子大学とビクターが手を組んだ新たなキャリア支援プロジェクト

実践女子大学とビクターの新たな取り組み

2023年、実践女子大学はビクターエンタテインメントと協力し、学生向けのキャリア支援プログラム「Jミッション」を実施しました。このプログラムは、学生たちが社会での準備を整えるための実践的な経験を提供することを目的としています。

産学連携の新たな形

「Jミッション」は、企業や自治体から提示される課題に対し、学生だけで構成されたチームがディスカッションを行い、最終的に企業に向けて提案を行うプロジェクト型学習（PBL）です。今年度のテーマは、東京を拠点とする4人組のバンド「ヤングスキニー」のオフィシャルグッズの企画です。このテーマに対する参加者は63名と過去最高の人数となり、厳選された30名が受講しました。

受講者は、グループに分かれ、アーティストグッズのデザインやその背景にある意味を考えました。特に「厳選された定番商品以外」をテーマに、グッズに付属するロゴや価格設定もチームで議論しながら決めていきました。

プレゼンテーションとフィードバック

プログラムの最初の段階では、チーム毎に中間発表が行われ、ビクターの社員からのフィードバックを受けました。その結果、改善点を擦り合わせながら最終発表に向けてブラッシュアップを重ねました。最終発表の日には、ボアサコッシュや香水、リングライトといった斬新なアイデアが披露されました。

特に優れた提案をしたチームには最優秀賞が与えられ、大きな達成感とともに学びを深める貴重な機会となりました。参加者からは「自分の成長を実感できた」といった感想が寄せられ、グッズ開発の裏側を垣間見たことへの感謝の声も多く聞かれました。

ヤングスキニーとのコラボレーション

「ヤングスキニー」は、そのユニークな音楽スタイルで多くのファンを魅了しています。平均年齢22歳の4人組は、日常の矛盾を歌ったり、リアルな思いを映し出すことに力を入れています。学生たちがこのような魅力的なバンドとのコラボレーションを通じて学べる環境が整っていることは、非常に貴重な経験です。

オフィス見学も実施

さらに、プログラムの一環として行われたビクターエンタテインメントのオフィス見学も好評でした。参加した学生たちは、普段見ることのできない執務室や会議室に加え、リフレッシュルームも体験し、多くの感想を持ち帰りました。

未来への展望

ビクターエンタテインメントは、参加学生が提案したアイデアを今後のグッズ制作に活かし、より魅力的な商品を提供していく考えです。また、実践女子大学との連携を通じて地域社会への貢献も進めていくとのことです。

このプログラムは、学生たちにとって新たな挑戦であるとともに、企業にとってもfreshな視点を得る貴重な機会であったと言えるでしょう。今後もこのような取り組みが続くことに期待が高まります。