フリーランス保護新法施行前に注目集まる女性IT人材のキャリア
レバテック株式会社は、「日本を、IT先進国に。」というビジョンのもと、2024年11月1日から施行される「フリーランス保護新法」に先駆けて、女性のITフリーランスに特化したキャリアイベント「レバテックMe conference」を2023年10月30日に開催しました。このイベントは、女性IT人材のキャリア形成をサポートすることを目的に、多くの参加者が集まり、活発な意見交換が行われました。
イベントの概要
イベントには、女性フリーランスやフリーランスへの転職を考える約30名が参加しました。プログラムは二部構成となっており、第1部では新法の解説や現在の市場動向についての講演が行われ、第2部では参加者同士のネットワーキングが実施されました。
第1部では、レバテックのフリーランス事業部長である小池澪奈氏が登壇し、ITフリーランスの案件が増加している現状や、レバテック経由でフリーランスとして働く女性の約9割がリモートで勤務しているというデータを紹介しました。特に、出産経験のある女性IT人材の7割が「フリーランスとして働くことは育児との両立に有効」と答えており、参加者の間には「働き方を調整しやすく、キャリアの選択肢として魅力的」という共感の声が広がりました。
その後、咸多栄氏を招いてパネルディスカッションが行われ、フリーランスとして働くことの魅力や、女性がリーダーシップをとることの重要性について話し合われました。咸氏は「新法が妊娠や出産に関連する不安をどれほど払拭できるかが鍵」と述べ、参加者たちもフリーランスの魅力を再確認する場となりました。
交流会での意見交換
第2部では、参加者同士の交流会が行われました。このセッションでは、仕事上での悩みを共有し合ったり、キャリア戦略について意見を交換したりしました。「身近に相談できる相手がいなかったので、良い機会だった」との声もあり、お互いに励まし合い、情報交換する和やかな雰囲気が印象的でした。
フリーランスとしての選択肢
レバテックのフリーランス事業責任者である小池氏は、「今回のイベントは『フリーランス』という選択に可能性を感じてもらうために企画しました。新法の施行が日本におけるフリーランスの浸透を促進する第一歩になることを期待しています」とコメントしています。彼女は、特に女性が家庭の事情を抱えながらもキャリアを築くための柔軟な働き方が求められていると強調しました。
一方、咸多栄氏は「フリーランス保護新法の施行によって、女性がより自由に働ける環境を整備することが期待されています。女性がIT業界でのキャリアの選択肢を広げるために、今後のアクションが重要です」と語り、実際に経験してきた不安や課題についても触れました。
今後の展望
レバテックは、これからも女性IT人材がフリーランスとして働くための支援を続け、多様なキャリアパスを実現する手助けを行っていく方針です。また、フリーランス保護新法の施行に向けて、法の理解促進や周囲の相談体制の構築を進めることで、女性のキャリア形成に寄与する取り組みを強化していくことを目指しています。サポート体制を充実させ、より多くの女性が自らのキャリアを自由に築けるようになることが期待されています。