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アート感覚で楽しむリサイクルバッグ

ファッション業界に新しい風を吹き込むリサイクルバッグ、Atelier M/Aが注目されています。2020年12月17日からMakuakeにて予約受付が開始され、この新しいバッグはアートのように仕上げられています。

このバッグの特徴は、リサイクル素材である端材を用いた独自の製法にあります。近年、環境問題が深刻化する中で、ファッション業界でもサステナブルな取り組みが求められています。Atelier M/Aは、服作りの工程で発生するサンプル生地やはぎれ、さらには都市の片隅で見つけた草花までを集め、それらを透明なオレフィン樹脂に圧着することで新たな素材に仕立てています。これにより、毎回異なる表情を持つユニークなバッグが生まれるのです。

こだわりの製法

バッグの製作過程では、樹脂に熱を加えるプレス機が活躍します。素材に一度ではなく、時には三度もプレスをかけることで、まるで風が水面を揺らすような美しい質感が生まれます。このように手間暇をかけることで、他にはない魅力を持ったアイテムへと仕上げられます。

Atelier M/Aのプロジェクトの根幹には、「捨てられるはずの素材に新たな命を吹き込む」との思想があります。この思いが具現化したバッグは、日常の中で意外な美しさを発見させてくれることでしょう。

アート・ファッションの融合

Atelier M/Aは2018年に設立され、デザイナー小出真人とパタンナー小出梓が中心となっています。彼らはイタリアのブランドでの経験を元に、自分自身が幸福を感じる服作りに挑戦しています。それは単なる衣服ではなく、アート的な視点を持つ作品として、リサイクル素材を使うことで地域ともつながりを持ちます。

未来への提案

サステナブルなライフスタイルが求められる現代において、Atelier M/Aが提案するのは、ファッションを通じて自然との共生を実現することです。彼らの作品は、使用する素材一つ一つに物語があり、それを見つけ出すことで私たちの生活に新たな視点が加わります。

Atelier M/Aでは、ペットボトル再生繊維を使用した服も製作するなど、環境負荷の軽減にも努めており、これからもリサイクルできる素材を積極的に利用した製作を続けていくことでしょう。

結局のところ、Atelier M/Aが手掛けるバッグは単なる商品にとどまらず、私たちの意識を変え、新しい価値観を提供する作品なのです。ファッションがもたらす楽しさとサステナビリティの両立を感じることができる、革新的なアイテムです。このリサイクルバッグは、まさに新たなアート作品と言えるでしょう。

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